ホタル百科事典/ホタルに関する質問
ホタルと俳句について
蛍火の昼は消つつ柱かな
ホタルは季語として使われますが、有名な俳人の読んだ句にホタルはありますか。
俳句の中のホタル
芭蕉の句より
- 愚にくらく棘をつかむ蛍哉
- 此ほたる田ごとの月にくらべみん
- 草の葉を落ちるより飛蛍哉
- 己が火を木々の蛍や花の宿
- 昼見れば首筋赤きほたる哉
俳諧七部集より
- 傘をたたまで蛍見る夜かな 舟泉
- 道細く追はれぬ沢の蛍哉 青江
- 田の畝の豆つたい行く蛍かな 萬子
蕪村の句より
- 学問は尻からぬけるほたる哉
- さし汐に雨の細江のほたる哉
- 蛍火に殊にうれしき家居哉
一茶の句より
- 舟引の足にからまる蛍哉
- 蕗の葉に引つつんでも蛍哉
- 又一つ川を越せとやとぶ蛍
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