ホタル撮影の方法/私の撮影機材

東京にそだつホタル


ストロボ

私の撮影機材〜ストロボ

OLYMPUS vs. Canon

OLYMPUS Electronic Flash T20
OLYMPUS Electronic Flash T20
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オリンパス エレクトロニックフラッシュ T20 は、ガイドナンバー20で小型ながら、35mm の画角をカバーする高性能ストロボである。OMとの組み合わせで中央制御TTLオートフラッシュ撮影が可能。発光しているホタルを撮る場合、他のメーカー機種ではバルブ撮影でストロボはアニュアル発光させなければならないので、露出決定が難しいが、OMシステムのフィルム面の反射を測るTTLダイレクト測光はすべてオートで撮影できる。シャッターが開いている間の光量変化も見逃さないのである。

OLYMPUS Electronic Flash T20 (マクロ改造)
OLYMPUS Electronic Flash T20 (マクロ改造)
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上記、OLYMPUS Electronic Flash T20 をマクロ撮影用に改造したもの。発光部を本体から離し、レンズフードに角度を変えられるように取りつけてある。日中に薄暗い林の中で陸生ホタルを撮影する時でも、手持ちのまま F22 まで絞って撮影できる。このままでは光量が大きいので、発光部にティッシュを巻くとちょうど良い。

Canon マクロツインライトMT-24EX
Canon マクロツインライトMT-24EX
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より自由で高度なライティングを実現する、ツイン発光部を採用したE-TTL自動調光対応の接写専用ストロボ。発光部ユニットは、二つの発光部と取り付けリングで構成され、片側発光のほか、光量比制御(8:1〜1:8まで1/2段ステップ13段階)や取り付けリング上で上下/左右の回転も可能。また、ハイスピードシンクロやFEロックをはじめE-TTLの基本機能はもちろん、ワイヤレス多灯制御機能など、多彩な機能を満載し、微妙な光のコントロールが鍵となる高度なマクロ撮影をサポートする。最大ガイドナンバーは両側発光時24/片側発光時26(ISO100・m)の大光量。設定角は垂直方向:上方45°〜下方45°・水平方向:内側60°〜外側30°・取り付けリング上回転:上方50°〜下方30°。ストロボ側で各機能を細かく設定できる9種類のカスタムファンクションも搭載している。
キャノンのEF50mm F2.5コンパクトマクロやEF100mm F2.8Lマクロを除くマクロレンズには、このままでは取りつけることができない。EF180mm F3.5Lマクロには、マクロライトアダプター72Cが必要だが、TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 に取りつける場合は、マクロライトアダプター58C とステップアップリング 55-58mm が必要である。

ゲンジボタル
OLYMPUS OM-2 ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 / FUJICHROME Provia400F Professional
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この写真は、絞りを開放にしてホタルが発光している時を撮影し、その後絞りを22まで絞ってストロボを焚いて撮影した。撮影モードはオートで、ストロボを焚いて適正露出になった時にシャッターが降りる。こういった撮影は、OLYMPUS OM-2 でなければできない技である。(現在のカメラでは、ストロボ発光を後幕シンクロにすればよい。)

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