7月31日(金)、帰宅後すぐに出発し、途中、諏訪SAで夕食をとり、長野県の野麦峠方面に向かう。環境省RDBに絶滅危惧ⅠA類として記載され、松本市の特別天然記念物に指定されているチョウの開翅写真を撮るためである。昨年8月に三週連続で遠征し、毎回、撮影はしたものの、雨と寒さで翅を開いた写真はまともに写せていなかったのでリベンジである。
1日の午前0時に到着し、車内泊。5時から生息地で探索を開始した。発生数は、まだ少ないが、10頭ほどを確認。開翅を願ってスタンバイするが、朝から快晴で、気温がグングン上昇。ダメだ。暑過ぎる!傍らで、コノシメトンボもオベリスク姿勢で暑さをしのいでいる。
チョウは、翅を開いて朝陽で体を温めるどころか、翅を閉じたまま茂みの陰から出て来ようともしない。吸蜜もなし。5時間以上粘って、交尾の観察と撮影のみで、開翅は撮れず。昨年と違って、天気が良すぎてダメとは・・・また、次週に期待したい。
次にスーパー林道経由で乗鞍高原に向かう。多くの昆虫たちに出会えそうな林道だが、車内からのロケハンだけで進む。
計画では、早朝にチョウの開翅を撮り、急いで乗鞍高原に移動して9時頃からゼフィルスという予定だったが、既に時間は正午。それならばトンボの様子でも伺おうと一の瀬園地の「まいめの池」まで遊歩道を歩く。乗鞍高原も暑い。本当に高原か?と思うほどに暑い。倒れそうだ。
池の辺の木陰に避難して休んでいると、タカネトンボが縄張りをパトロール中。時折、ホバリングするので、カメラを向けて朝のストレスを発散し、車に戻った。
14時半、乗鞍高原を後にして静岡県の沼津へ向かう。2日の朝から撮影難易度の高いチョウを狙うためだ。長野道の松本ICから中部横断道路の増穂IC、一般道で南下して新東名の新富士IC、駿河湾沼津SAで美味しい海の幸を頂き、車内泊の予定で車を走らせる。気が付けば、諏訪SAでラーメンを食べてから何も食べていなかった。しかし、空腹の方が眠くならずに済むため駿河湾沼津SAまで我慢することに。
かなり距離があったが、何とか新東名の駿河湾沼津SAに到着。しかし、大混雑。車を止められない。仕方なく次のICで降り、道の駅を検索するが近くにはない。悩む間もなく、一般道で富士まで戻り、今度は東名高速に乗り、愛鷹PAで食事と車内泊に変更。
20時に無事、愛鷹PAに到着。「さあ、食事!」とフード・コーナーに行くと、目の前でシャッターが下りた。何と、20時で閉店・・・。
朝4時。沼津は、暑い!暑過ぎる!朝から31℃もある。しかも湿度が高く曇り。山は霧の中。先週もそうだったが、これでは、行っても無理かもしれない。1時間ほど様子を見たが、一向に変化がないため、断念。東名高速で、そのまま帰ることにした。御殿場を過ぎると、天気は晴れ。折角の休日。時間は、まだ5時半。他にどこかに寄ろうかと何度も迷ったが、結局、国立ICで降り、洗車をして8時に帰宅した。気持ちは、とても冷え込んでいる。
乗鞍高原
スマートフォンで撮影
コノシメトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/320秒 ISO 1600(撮影地:長野県松本市 2015.8.1)
タカネトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.2 1/320秒 ISO 1600 +1EV(撮影地:長野県松本市 2015.8.1)
タカネトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.2 1/100秒 ISO 400 +1EV ストロボ使用(撮影地:長野県松本市 2015.8.1)
毎週、遠征お疲れ様。
これだけ全国的に暑いと、氷河期の遺存種なんか生きていけないんじゃないかと思います。
沖縄より東京の方が暑い。
こんばんは。
本当に今年は猛暑が続いていますね。
野麦峠から乗鞍高原にといらしたのに
思うようにお撮りになれなくて
お疲れが出たことでしょうね。
乗鞍高原も日中日の当たる所は
今年は暑いでしょう。
長野から沼津まで走られたとのこと
長距離で大変でいらしたのに
結局お家に帰られたのですね。
暑くても良い撮影がお出来になっていたら
達成感で気持ちもお体にも良かったのでしょうけれど
残念でしたね。
夏負けなさらない様にお体に気を付けて
次回のチャンスに向かって気を取り直して下さいますように。
Udagaw氏、こんばんは。
毎日、暑いですね~。
お借りした1,000mmレンズの活躍のチャンスがありません。
今週末、再チャレンジです。
granma様、こんばんは。本当に毎日暑いですね。
目標を絞って出かけていますので、年々、難易度が高くなり、撮影回数も減っている状況です。
悔しさはありますが、週末は山で過ごしますと、平日のストレス解消になります。
懲りずに出かけて行きたいと思います。