シラフヒゲナガカミキリ(Monochamus nitens)は、 カミキリムシ科ヒゲナガカミキリ族で、本州、四国の高標高地の針葉樹林にすんでいる。標高の高い所に生息しているので、なかなか見る機会がないが、撮影した長野県の上高地では普通に見られる種である。幼虫は,モミ属、トウヒ属、カラマツなどの弱った木や新しい倒木を食べ、枯れた木々を分解する役割を果たしている。とにかく、触角の長いカミキリムシである。
シラフヒゲナガカミキリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 3200(撮影地:長野県松本市/上高地 2015.7.19)
シラフヒゲナガカミキリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 2000(撮影地:長野県松本市/上高地 2015.7.19)
昆虫の観察と写真撮影は、主にチョウやトンボをターゲットとして予め計画した年間スケジュールに基づいて行動している。とは言っても、子供の頃から矢島稔先生(群馬昆虫の森 名誉園長/日本ホタルの会 名誉会長)と交流があり、昆虫少年がそのまま大人になった虫好きの中年であるから、現地での撮影目的外の昆虫との出会いは嬉しい。ただ、絵面によってスルーしてしまうことも多い中で、カミキリムシは、私にとって収めておきたい種類の1つになっている。
以下は、過去に撮影し掲載済みのカミキリムシであるが、国内で最大の「シロスジカミキリ」と小さくて可愛らしい「ラミーカミキリ」を再掲載しておきたい。
シロスジカミキリは、現在、里山の放置放棄による産卵木の大木化によって生息環境が悪化または減少し、東京都では絶滅危惧Ⅰ類、埼玉県では準絶滅危惧種として選定されている。一方、ラミーカミキリは外来種で、国内に生息域を拡大させている種である。
シロスジカミキリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 250 (撮影地:千葉県勝浦市 2011.6.12)
ラミーカミキリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/100秒 ISO 3200 (撮影地:東京都あきる野市 2011.7.2)
ラミーカミキリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 2000 (撮影地:東京都あきる野市 2011.7.2)
こんにちは。
ラミーカミキリ、私も数年前に鎌倉光則寺で
アジサイの葉の上にいるのを撮りました。
綺麗な色なのにムクゲ、ヤブマオ、カラムシなどの葉等を
食べてしまう害虫だとその時調べて知りました。
植物を撮っているとチョウ、トンボ、そして害虫の昆虫などに
出合い綺麗だと撮りたくなってしまいますが
動くので難しいです。
ホタルさんはいつもきりっとピントが合っていて
羨ましくなってしまいます。
granma様、こんにちは。
ラミーカミキリは、綺麗で可愛い感じがして、カメラを向けましたが、
小さくて、以外とすばしっこいので難しいですよね。
私は、何枚撮ったかわかりません。
連日の猛暑、どうぞお気を付けくださいませ。