7月最後の週末。午前3時に自宅を出発して、あるチョウの撮り直しのため静岡県へ。カメラバッグを背負って、三脚と1,000mm望遠レンズを肩に掛けて登山道を歩く。前日の激しい夕立ちのためか、湿度が高い。ポイントに着いた頃には、連日の熱帯夜のよる睡眠不足と噴き出る汗でクラクラ。朝日が顔を出すまで休憩である。
雲が晴れて、2時間後にようやく太陽が照りつけてくる。しかし、時期が早かったのか、目的のチョウは1頭しかいない。しかも、25m先の梢に隠れて出てこない。4時間待ったが撮影不可能と判断し撤退。
一昨年同様に、静岡から栃木県日光へ向かう。まずは、日光市から少し外れた渓谷にて、2時間ほどチョウを探索するが、何もいない!
仕方がないので、コンビニで夕食とつまみ、缶ビールとワイン2本を買って、いろは坂を登って戦場ヶ原へ。
赤沼駐車場にて、ナビのテレビを見ながら晩酌。26日午前3時に寒くて目が覚めたが、どうやら買った酒をすべて飲み終えたと同時に爆睡したようだ。車の窓は開けたままで、テレビがついたままであった。その後、2時間ほどしてからポイントに移動する。
ここでも撮り直しのチョウが目的であったが、4時間待って3頭目撃しただけ。まだ発生初期なのか、数が少ない。また天気が良すぎて大木の樹冠で飛びまわっているだけ。あえなく撤退。
金精峠を越えて沼田ICから帰るつもりで車を走らせるが、このまま手ぶらで帰るのは悔しすぎる。ダメもとで、沼田ICで新潟方面を選択。新潟の池にトンボの撮り直しに向かった。この池は、今回で3度目。ゲンゴロウが棲む池でもあるが、ゲンゴロウも見えず、目的のトンボもいなかった。
結局、7月最後の週末は、約800kmを走行しただけで1回もシャッターを切らずに帰宅した。これまで自然風景や昆虫撮影では、500kmの遠征で手ぶらということは、珍しくなかったが 800kmの成果なしは初めてである。この遠征で、唯一良かったことは、奥日光の朝の気温13℃という、都心の寝苦しい熱帯夜から解放されたことであろうか。
8月は、22、23日を除いて、まだまだ遠征が続く。昨年は、天候不順で悩まされたので、今年は挽回したい。
文章ばかりの記事では悲しいので、撮り溜めた写真の中から2枚を掲載した。(記事内容との関連性はない。)
マルタンヤンマ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/13秒 ISO 3200(撮影地:東京都内 2015.7.21)
ウスイロオナガシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/400秒 ISO 200(撮影地:福島県会津若松市 2015.6.29)
こんにちは。800キロの遠征で収穫無しはつらいですね。都会の猛暑を逃れられたのが良かったです。お疲れ様でした。
多摩NTの住人様、こんばんは。
コメントいただきありがとうございます。
遠方を三か所廻って何もいない、撮れないとなると流石にガックリですが、
勉強不足で時期が悪かったと思い、ロケハンは十分できましたので、次回に生かしたいと思います。
ただ、奥日光は涼しくて気持ち良かったです。
東京に戻って40℃近くありましたので、車から降りたくなかったです。