フジミドリシジミ(5月)

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 フジミドリシジミ(Sibataniozephyrus fujisanus)は、シジミチョウ科ミドリシジミ族フジミドリシジミ属(Sibataniozephyrus属)に分類されるゼフィルス。昨年の6月1日に撮影し、フジミドリシジミとして掲載したが、オスの全開翅は1枚しか撮れなかったので、今年も、同じ生息地を訪れトキナー300mmに2倍のテレプラスを付けた600mmで狙うことにした。
 29日金曜日は帰宅が23時になり、2時半に目覚ましアラームをセットして午前0時に就寝したが、ふと目覚めると3時20分。15分で支度をして出発。高速道路を使って現地の麓にある駐車場に30分で到着。そこからは、標準で1時間の山登りである。

 フジミドリシジミは、朝日が当たる頃から活動を開始するので、日の出前には、生息場所に到着したい。寝坊しなければ、のんびり登ったのだが、仕方がない。休憩を取らずに一気に登る。前を見ると、永遠に続く急な上り坂に意気消沈してしまうため、下だけを見て、脚を上げる。40分後、到着。噴き出す汗が収まるのに30分かかり、ようやく息が落ち着いた頃、朝日が当たり始め、フジミドリシジミのオスがチラチラと姿を見せ始めた。
 今年は、昨年よりも数が多い。翅も擦れ始めている。例年よりも発生時期が早いようだ。イヌブナの樹冠を高速で飛びまわり、時折、近距離の葉上に止まって翅を開くが、角度が悪い。ただひたすら止まるのを待つ。4回ほどシャッターチャンスがあり、満足できる写真ではないが、何とかオスの金属光沢のある青色の翅表を撮影。前回も今回も、強い朝日を反射した翅の輝きなので、次回は、曇天のもとでの翅本来の青色を撮ることを目標としたい。
 早朝から気温が高いためだろう、8時近くになると、フジミドリシジミはほとんど飛ばなくなり、イヌブナの葉に止まって動かなくなった。午後にも、活動時間があるが、登山者が来る前に引き上げることにした。

 日本には、25種類のゼフィルスが生息しており、これまで22種類を収めているが、中には証拠程度の写真しか撮れていない種もある。今年は、6月から8月上旬にかけて、撮り直し5種類、未見2種類のゼフィルス撮影計画を立てている。是が非でも達成したい。

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フジミドリシジミ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 1600 -1 1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.5.30 7:09)

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フジミドリシジミ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 1000(撮影地:東京都八王子市 2015.5.30 6:47)

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フジミドリシジミ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 3200(撮影地:東京都八王子市 2015.5.30 6:47)

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フジミドリシジミ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 2000 -2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.5.30 7:01)

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フジミドリシジミ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 640 -1 1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.5.30 7:15)

コメント(6)

短時間睡眠でのお出掛けはお疲れ様でした。あいかわらずすごい行動力ですね。私は睡眠時間が足りないと、極端に行動力が鈍ります。綺麗なシジミチョウを見せていただき有り難うございました。

御無沙汰しております。
心落ち着かないゼフの季節がとうとう始まってしまいましたね!
今年は全般的に蝶は発生が早いような気がします。
このポイントにも行こうかと思っていますが、もうスレ個体がいるのですね。

美しいフジミドリの写真を見て、癒やされました。

どこかでバッタリお会いできることを期待しつつ、ワタシも頑張ります!

600mmの望遠をつけての撮影、急な上り坂を登った甲斐がありましたね。
でも大変なご苦労の結果、とても美しい青い色の翅を
久しぶりに見せて頂いて感激しました。
低地で見られたらと思いますが、無理ですね?

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