越後の春

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シリーズ 越後の春 最終回

 今回、「蒲生の棚田」、「美人林」、「中子の桜」と巡りながら、新潟県十日町周辺の春を満喫した。畔では、ツクシやフキノトウが所狭しと顔を出し、山では、残雪の白と若葉の緑や黄色、赤といった色彩に桜のピンクがアクセントを加えていた。豪雪地域ならではの景観かもしれない。

 風景撮影は一人で行くことが多いが、今回は、越後の春を見たいという会社の同僚2名を引き連れての遠征。彼らは、特に写真を趣味としている訳ではないが、初めて見る景観に感動し喜んでくれたので、誘った方としても嬉しい。
 この美しい風景を目の前にして、撮らずにはいられなかったのだろう。私の傍らでスマートフォンで撮っていた。センスが良く綺麗に撮れていたので、本人承諾のもと掲載する。
 スマートフォンの写真は、PCの大きな画面で見たり、大伸ばしのプリントにすると、デジタル一眼レフカメラの画質には到底及ばないが、ブログ掲載用の小さいサイズでは、見劣りのしない画質に驚いてしまう。また、超広角で撮った画像を見ると、レンズ交換しないで撮影していた自分を大いに反省することにもなった。現場では、様々なレンズ(焦点距離)、撮影位置、高さを変えて撮影することの大切さを身に浸みて感じた。
 各地を廻った後は、松之山で温泉につかり、塩沢石打IC近くの総合観光センター「魚野の里」で"わっぱ飯"を食べ、一旦、帰宅後に小平の「いろりの里」で"懐石しゃぶしゃぶ"、その後は、国立駅近くの居酒屋で浴びるほど飲み、最後は昭和28年にオープンした"ロージナ茶房"でケーキとコーヒーというフルコース。
 金曜日の朝4時に起床して出勤し、その後42時間寝ないままの遠征と宴会。充実はしたものの、流石に、翌日に予定していた千葉の房総行きは断念した。

 余談ではあるが、29日は、前日の夜中に出発し、群馬の未だ見ぬ満開の一本桜を撮りに行く予定だったのだが、仕事を終えた後、会社の同僚から「飲もう」と誘いを受け、誘惑に負けて帰宅は深夜1時。結局、群馬の一本桜は、来年に持ち越しとなってしまった。
 過去にも、幾度となく宴会を優先してシャッターチャンスを逃している。付き合いも大切だが、行けば羽目をはずして飲み過ぎる。自制心を鍛えないといけない。

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Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/500秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:新潟県津南町 2015.4.25)

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芽生え
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/80秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

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蒲生の棚田
滝口 孝祐 氏 撮影(スマートフォン)

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美人林
滝口 孝祐 氏 撮影(スマートフォン)

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美人林と筆者
滝口 孝祐 氏 撮影(スマートフォン)

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