3月である。2月最後の週末は、ホタル生息地の保全指導。日曜日は雨のため自宅で雑用に暮れる。月曜日は、年次有給休暇の消化のために仕事は休みだ。運よく、雨後の晴れである。となれば、本シーズン最後になるかもしれない「霧氷」を撮りに行くしかない。
午前3時に自宅を出発し、信州白樺高原を目指す。昨日は、雪がかなり降ったのだろう。中央道諏訪ICを降りると、白銀の世界である。道は除雪がされてはいるものの、アスファルトは見えず、所々アイスバーンになっていた。白樺湖からビーナスラインを通って白樺高原に6時到着。気温は、マイナス5℃。車を降りて見渡すが、目的の場所に霧氷は付いていなかった。仕方なくUターンして、以前から一度行ってみたいと思っていた北八ヶ岳ロープウェイに向かった。
ロープウェイ乗り場の駐車場に7時到着。諏訪から西方向は快晴なのだが、上空から東には雲が掛かっており、肝心の八ヶ岳はまったく見えない。ロープウェイの営業は9時からのため、その頃には晴れることを期待しながら標高1,771mの山麓を散策。周囲には、霧氷が綺麗に付いているのだが、構図的に絵にならない。何とか、時折り雲間から差す太陽の光と影の演出によって、霧氷らしい写真を撮ってはみたが、満足度は低い。
8:50。ロープウェイの切符を買う前に八ヶ岳を見ると、状況は変わっていない。これでは、行っても無駄足になると考え断念。晴れていれば、標高2,237mの山頂駅周辺で、八甲田のような樹氷が見られたに違いない。残念である。雲の中に消えて行くロープウェイを見送って帰路に就いた。
時々、過去に撮影した写真を見直している。今の自身の感性から掲載に値しないと思ったものは削除したり、或いは、現像をやり直して掲載しているものもある。今回、「谷川岳/一の倉沢」、「山田峠」、「渋峠「のぞき」」の記事の写真を再現像して差し替えている。
このような意味では、今回の「蓼科高原の霧氷」写真は、数ヵ月後には削除しているかも知れない。
霧氷(蓼科高原にて)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県茅野市 2015.3.2)
霧氷(蓼科高原にて)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県茅野市 2015.3.2)
霧氷(蓼科高原にて)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:長野県茅野市 2015.3.2)
霧氷(蓼科高原にて)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F7.1 1/200秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県茅野市 2015.3.2)
こんにちは。
お仕事の合間を縫っての遠征はお疲れ様です。
また素晴らしい霧氷を見せていただきました。
ご満足されていないご様子ですが、とても綺麗なお写真だと思いますよ。
多摩NTの住人様、コメントありがとうございます。
霧氷を撮り始めた頃ならば、飛びあがって喜んだ風景だと思いますが、
見慣れてくると、感動が少なくなってしまってダメですね。
この風景も一期一会。
作品を作れなかった感性と技量を反省しなくてはいけません。
また、がんばります。
こんにちは。
せっかくのお休みに思い立って白樺高原にいらして
ご自分の満足のいくお写真が撮れなったとこのことですが
私にはどのお写真も素晴らしいと思います。
特に2枚目、3枚目は大きいサイズの写真に印刷して
壁に飾っておきたいと思いました。
でもやはりご自分で納得いくまで撮り続けて
いらっしゃることはとても大切なことだと思います。
granma様、コメントありがとうございます。
私の親友が、「どんな場所でも最高のアングルを探して撮る・・・その方が楽しい」と言っていたのを思い出し、ロープウェイ乗り場のテラスから、冷静に考えながら色々と撮ってみました。
本命の場所ではなかった悔しさから、満足感が得られないまま帰宅しましたが、素直に感動する心を忘れていたように思います。
3枚目の写真は、同じものの現像をやり直して(3/7)差し替えました。