11月2度目の3連休は、天気が良く暖かい。昆虫撮影なら絶好のお出かけ日和なのだが、求める自然風景は、これではダメだ。なかなか思うようにはいかない。
信州美ヶ原の霧氷撮影を予定していたが、この気象条件では霧氷は付かない。ビーナスラインが25日で冬期通行止めになるため、また1年後の挑戦だ。来年は、12月に王ヶ頭ホテルに宿泊する事も考えよう。しかし、泊っても運が良くなければ霧氷は撮れないから難しい・・・(22日午後10時8分頃、長野県北部で最大震度6弱の地震が起きたので、今回は行けなくて良かったかも知れない。)
第2候補地としていた新潟(晴れた早朝の雪景色)も、暖かさで雪が溶けてしまいダメ。こちらは、まだチャンスがあるので次週以降に期待しようと思う。
さて、どこに行こうか?このまま家でゴロゴロしている訳にもいかない。天気予報によれば、22日の夜から23日にかけて快晴。月齢は新月。となれば、今年1月に失敗した富士と星回しに再挑戦するしかない。
22日の21時に自宅を出発し、中央道、圏央道経由で東名高速の御殿場ICで降り、現地に23時到着。快晴無風で満天の星、期待通りだ。訪れたのは前回と同じ場所だが、今回は、近くを通る車のライトがなるべく当たらない方向から狙うことにした。インターバルタイマー付きのレリーズで、30秒露光を連続で50枚、自動撮影するようにセットし、ボタンを押した後は車内で待機。外気温が1℃であるから、この機能はたいへん嬉しい。撮影後は、自宅で現像処理後に専用ソフトで50枚を比較明合成すれば完成。フィルムカメラならば、30分~60分ほどシャッターを開けたまま長時間露光すればよいが、デジタルカメラの場合は、ノイズが多くなるので、短時間露光を後で重ね合わせる方法が一般的だ。
星を多く写したかったので、広角レンズの焦点距離を17mmと28mmにしたため、富士山が小さくなってしまい、存在感が希薄になってしまった。天体写真を専門とする方々の足元にも及ばないものだが、北極星を中心にした日周運動を風景として写すことができたので良しとしよう。機会に恵まれれば、次は「富士と流星群」を撮ってみたい。
富士山と日周運動
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM(焦点距離 28mm)
バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1000 25カット多重(撮影地:静岡県富士宮市 2014.11.22 23:30)
富士山と日周運動
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM(焦点距離 28mm)
バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1000 50カット多重(撮影地:静岡県富士宮市 2014.11.23 0:00)
富士山と日周運動
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM(焦点距離 17mm)
バルブ撮影 F2.8 30秒 ISO 1000 50カット多重(撮影地:静岡県富士宮市 2014.11.23 0:30)
こんばんは。
すごくきれいに撮れていますね。
こういうことが全くできないので
感激しながら見せて頂きました。
お天気にも恵まれて良かったですね。
こんにちは。
素晴らしい写真ですね。富士山の雪が少し見えるのも綺麗です。富士と流星群も楽しみです。
granma様、こんばんは。
他に行くところがなく、急遽、思い立って行ってきました。天体写真は素人ですが、前回の失敗を教訓にして、星回しは何とか撮れました。
快晴の新月で、星を撮影するには最高の条件だったようです。
多摩NTの住人様、コメントありがとうございます。
富士山が小さくなってしまいましたが、北極星を中心に星が回転する様を写す事が目的でしたので、富士山は脇役で我慢です。
それにしても、空は広いですね。また、宇宙の広大さと永遠さも感じました。