私の頼れる相棒であるトヨタのカムリ・グラシアワゴン。9月に入ってから、エンジンルームから異音がするようになったため、遠出の予定はすべてキャンセルして、近郊の里山までがんばってもらっていたが、いよいよお別れの時が来た。11月3連休初日に「ヘイケボタル生息環境復元」の指導のために行った都内近郊にある大学との往復と8日の本日、トヨタ販売店までの片道を最後に、お別れである。
平成9年2月に新車で購入して以来、17年と10ヶ月の間、日本各地を一緒に走ってきた。寝起きを共にし、遠くは、二戸市まで3回、兵庫まで4回、片道200kmの信州には何度行ったか分からない。負担をかけたことも多いが、故障も無く、いつも快適なドライブを提供してくれたお陰で、たくさんの珍しい昆虫や美しい自然風景に出会えてきた。「自動車」という単なる移動のための道具ではなく、私には「良き相棒」であった。心から感謝したい。
総走行距離は、159,610km。きっと相棒にも、その長い道のりの思い出が刻まれているに違いない。販売店まで走りながら聞いたエンジン音が、どことなく悲しげで泣いているように思えてならなかった。長い間、本当にお疲れ様。
トヨタ/カムリ・グラシアワゴン
さて本日、新しい相棒を迎えた。今年9月にマイナーチェンジしたばかりトヨタの新型カムリである。「先進の優れた環境性能と安全性能、そして走行性能を誇るハイブリッド・プレミアムセダン」がキャッチコピーだ。
先代カムリは、特徴のない大人しいデザインであったが、マイナーチェンジにより前後バンパーやヘッドランプ、リヤコンビランプなどのデザインが変更され、私好みのワイド&ローの重厚なフロントフェイスになった。内・外装の上質さも向上し、更に、プリクラッシュセーフティシステムやアダプティブクルーズコントロール等の安全装備が追加され、また、トヨタ・スマートセンターと通信でつながることで、「安心・安全・快適・ 便利」なカーライフを可能にするサービス「T-Connect」ナビも搭載されている。
車体は、グラシアよりも一回り大きく、全幅に至っては1,825mmでクラウンよりも広い。また、後部座席のゆとりある広さも大きな特徴だ。しかも燃費は、公表値で23.4km/l。プリウスやホンダ・アコード(ハイブリッド)には及ばないが、グラシアが10km/lほどであったから、昆虫や風景の撮影遠征には、ハイブリッドならではの低燃費は嬉しい。
販売店から自宅まで走ってきたが、とくかく静かで乗り心地も抜群。エコ・カーではあるが、システム全体の出力は、若い頃に乗っていたトヨタのスープラ(2.0GTツイン・ターボ)に匹敵する205馬力で、一度アクセルを踏み込むと、一気に加速していく。にも関わらず、自宅までの平均燃費は、公表値を上回り何と30.1km/lであった。良い相棒に巡り合えた気がする。
本格始動は、15日以降になる。残念ながら、今年最後の未撮影の昆虫撮影をと予定していた和歌山遠征や紅葉の風景は逃してしまったが、この相棒は、既にスタッドレスタイヤを履いているので、今後の行動範囲も広がるだろう。
さあ、まだ見ぬ美しい風景を求める「新しい旅」の出発である。これからも安全運転で、新しい相棒と良い思い出をたくさん作っていきたい。
トヨタ/カムリ(Gパッケージ/オプション装着車)
ハイブリッドですか、いいですね。
こんにちは。
18年近くとはずいぶん長い付き合いだったのですね。
新しい相棒もまた精悍な顔つきで、快適なドライブができるでしょうね。安全運転でお出掛け下さい。
Udagawa氏、こんばんは。
どの車にしようかと色々と悩んでおりましたが、マイナーチェンジしたカムリのフロントフェイスを見て即決してしまいました。
来週からはあちこちに出かけて、新しい相棒とのドライブを楽しみたいと思います。
多摩NTの住人様、こんばんは。
気に入ったものに惚れこんで、長く大切に使うのが私のモットーなので、この新しい相棒もそうしたいと思います。
それにしても、この十数年における車の進化は、凄いですね。"つくり"が、しっかりとしていて驚きました。
こんばんは。
長い間、お供した自動車、お疲れ様でした。
事故もなく本当に良き愛車だったのですね。
新しい車は素晴らしい性能で
きっとこれから色々な素晴らしい所に
連れて行ってくれることでしょうね。
でも山道を走るのはもったいないような
綺麗で優雅なお車の様に見えますが・・・
granma様、こんばんは。コメントありがとうございます。
旧車と別れる時は、長い付き合いでしたので、何とも言えない気持ちでしたが、
心機一転、この新しいカムリと、また長く付き合っていきたいと思っております。この相棒が、私の人生で最後の車になるかも知れません。
ご覧のようにセダンタイプで、色も黒。SUV(Sport Utility Vehicle)のような車高の高い四輪駆動ではないため、砂利道の林道を走る車ではありませんが、これまでも現地では、車は駐車場などの安全な場所に待機してもらって、その先は自分の脚で歩いて行って撮っていましたから、大丈夫です。
今週末からは風景撮影の予定を入れております。天候によって、行き先も変えるようにしておりますので、今から楽しみです。