コバネイナゴ

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 コバネイナゴ(Oxya yezoensis)は、水田やその周辺の草原などに極普通に見られるバッタである。コバネイナゴは、6月中旬頃に孵化し、若齢幼虫は主に畦畔雑草地で生活し、成育が進むにつれて水田に侵入し稲の葉を食べる害虫である。1960~80年代にかけて農薬散布により激減したものの、現在は農薬の規制により個体数が回復しており、稲の収量や品質の低下に対する危機感が強まっている。
 昨今の研究によれば、稲1株当たりの被害許容密度は0.5~0.8頭であり、捕虫網による20回掬い取りの虫数で出穂期の1ヵ月前頃では100頭、穂ばらみ期から出穂期では 100頭から170頭であれば防除を行う必要があるという。(1)
 イナゴ=害虫という定義付けは可哀そうな気もするが、生産者にとっては邪魔な存在だ。ただ、イナゴも食べない稲では、食の安全も心配になる。生産者の方々の苦労と地道な努力に感謝したい。

参考文献(1)
水稲のコバネイナゴによる被害の解析
出穂期から成熟期の加害が収量に及ぼす影響、北日本病害虫研究会報第43号、1992

 さて、写真のコバネイナゴのペア(背中に乗っている小さい方がオス)は、2011年に撮影したもの。昨今、撮影した被写体が少なく記事の更新頻度も低下しているため、過去のものからセレクトして掲載した。
 18,19日は、穏やかな秋晴れの休日。奥日光等では紅葉が見頃のようだが、18日に近くの里山を訪れただけで、19日は自宅で休養。私自身は元気なのだが、相棒である愛車の具合が良くないのである。17年7ヶ月、159,500km、そろそろ休ませてくれと言っているようだ。来月中には、新しい相棒が来る予定なので、それまでは、労わってやりたいと思うが、場合によっては、和歌山遠征と晩秋~初冬の風景撮影の遠征が中止の可能性もある。微妙な状況だ・・・
 新しい相棒は待ち遠しいが、今の相棒との思い出は、とても多い。乗換時に、感謝の気持ちを込めて今の相棒との思い出をまとめたいと思う。

IMG_3560.jpg

コバネイナゴ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/200秒 ISO 200(撮影地:静岡県磐田市 2011.10.29)

IMG_3561.jpg

コバネイナゴ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.0 1/250秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:静岡県磐田市 2011.10.29)

コメント(2)

こんにちは。
イナゴもこのように撮ると、憎めない感じです。
先日ふるさと村でイナゴを見つけて、
家の近くでは見ないので写真に撮りましたが
いわゆるただ見たという記録写真になってしまいました。
色がもう少し濃かったので別の種類のイナゴかなと思います。
バッタもトンボもチョウも都会ではなく
里山で見ると心が和みますが
イナゴ、バッタ類は農家の方には困った存在ですね。

お車、18年近くも大事に乗り続けられたのですね。
本当に愛着があって別れがたいことでしょうね。
きっと色々な思い出が今は走馬灯のように
目に浮かんでいらして、もしかしたら車を
お渡しになる時は感無量になられることと思います。

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