ナツアカネ(Sympetrum darwinianum)は、トンボ科アカネ属で、平地や丘陵地の池、水田などで普通に見られる。6月下旬頃から羽化しはじめ、未熟期には雌雄とも体色は黄褐色だが、秋に成熟したオスは全身が赤化し、メスも腹部背面が赤化する個体が多く、将に「赤とんぼ」である。
秋も深まりつつある10月中旬。谷戸の稲刈りが終わっていない田んぼや草の茂った湿地では、赤く色づいたナツアカネが盛んに産卵を行っていた。ナツアカネの産卵は、前記事の「ノシメトンボ」同様に空中から卵を振り落とす打空産卵で、晴天の正午前に、水のない池畔の草原や水田の稲穂の上などで雌雄が連結して行うことが多い。今回は、その決定的瞬間を写真に撮ることができた。2枚目の写真において、メスの腹部の下方に見える白く小さい物が打空された「卵」である。
ナツアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 800 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.10.18)
ナツアカネ (連結打空産卵)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 640 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.10.18)
ナツアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F4.0 1/500秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.10.18)
ナツアカネ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F4.0 1/500秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.10.18)
こんにちは。
アカトンボの季節ですね。背景の黄色も秋を感じます。
先日、私も久し振りにアカトンボを見ました。
少し追っかけましたが、ホタルさんのように上手くはいきませんね。
多摩NTの住人様、こんばんは。
真っ赤に色づいた赤とんぼを見ると、そろそろ昆虫のシーズンも終わりです。
あと2種類撮ってから風景に移行したいと思っているのですが、
なかなか思うようにはいきません。