ゴマシジミとワレモコウ。狙いは、ゴマシジミの開翅だったのだが・・・
16日(土)。本州付近に停滞する前線の影響で長野県下は一日雨という予報のため、松本市のゴマシジミを諦め、かろうじて天気の良さそうな山梨県の富士山麓にある草原にゴマシジミ探索に向かった。
午前5時半。昨年、ヤマキチョウを撮影したポイントに到着すると、雨。ここでは、ゴマシジミの生息は未確認なので、まずは傘を差しながら食草のワレモコウを探すが、ない。見つからない。
それならばと、富士山北麓の有名な生息地に移動。過去に4回ほど訪れて、ミヤマシジミ、ヒメシロチョウ、スジボソヤマキチョウの撮影はしているが、ゴマシジミは初めての挑戦。しかも、約4,600ヘクタールもある広大な草原のどこに生息しているのか分からない。中央部を東から西へ移動しながらワレモコウを探すが、群落はなく、所々に点々とあるだけ。勿論、ゴマシジミは見つからない。飛んでいるのは、ヒメシロチョウだけである。この日は、敵視する採集者も2人見ただけであった。(この場所は、採集者が団体でも押し掛けてくる。)早々に撤退し、午前11時に帰宅した。
帰宅後、翌日曜日の天気はどうかと頻繁に予報をチェックしていると、17時の発表で松本市の翌朝に晴れマークが付いた。期待に胸を躍らせながら18時に自宅を出発。諏訪湖SAで食事をして、現地近くの駐車場に22時到着。天気は曇り時々霧雨だが、明日の朝には晴れ間があるはず。天気予報を信じて熟睡。
17日(日)午前5時起床。天気は、雨、雨、豪雨!2時間ほど待機したが、一向に止む気配すらない。ここまで来て、涼しい所で一晩車中泊しただけのドライブで終了。そんな訳にはいかない。とりあえず生息地に移動し、傘を差しながら草地を覗くと、すぐにゴマシジミを見つけた。時々止み間があると、チラチラと飛びだす。先週よりも数が増えているようだ。ワレモコウの赤もたくさん目立つ。飛んでいるゴマシジミを追いかけると、翅表の青色が垣間見えるのだが、止まると開かない。そして、またすぐに雨、豪雨。この天気では、無理だ。先週、撮影できなかったワレモコウに止まるゴマシジミを撮って、午前9時に撤収。ゴマシジミの開翅は、来年までお預けか?
通過時間が早かったためか、中央道上りのUターンラッシュ渋滞は、上野原IC手前3km地点から小仏トンネルまで。13時に国立到着であった。途中、夏空が広がっていたのは、甲府付近だけ。異常な気象状況に悩まされる夏である。
今回の遠征にて、愛車の総走行距離は、157,000kmとなった。
ゴマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO 500(撮影地:長野県松本市 2014.8.17 7:46)
ゴマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/125秒 ISO 400(撮影地:長野県松本市 2014.8.17 7:47)
ゴマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 640(撮影地:長野県松本市 2014.8.17 8:56)
ゴマシジミの生息地風景(撮影地:長野県松本市 2014.8.17)
こんにちは。
今回の遠征もお疲れ様でした。
天気を気にしながらの移動は大変ですね。
ワレモコウに止まるゴマシジミが可愛いです。
多摩NTの住人様、こんばんは。
今年は、天候に悩まされる事が多い年です。
昨日の広島の土砂崩れによる被害なども出るなど、
異常な気象状況が続くと今後が心配です。