ウラキンシジミ(Ussuriana stygiana)は、シジミチョウ科ウラキンシジミ属(Ussuriana属)のゼフィルスで、翅表は黒色だが、翅裏は文字通り「金色」をしている。北海道~九州まで分布し、丘陵地や山地の落葉樹林に生息するが生息地は局所的である。幼虫はモクセイ科のトネリコやコバノトネリコを食樹としており、成虫は、夕方に活発な活動をし、日中は葉の上に止まっていたり、白い花にも訪れると言われている。
環境省RDBには選定されていないが、14の府県RDBにおいては、絶滅危惧種として記載している。
さて、8月2日の土曜日は、午前4時に出発し、家内のリクエストに応えて家族4人で埼玉県行田市の「古代蓮の里」へ。13時に帰宅し、17時に岐阜県へ向けて出発。先月19日に訪れた奥飛騨温泉郷の先にある新穂高の蒲田左俣林道への再訪である。
21時に駐車場着。猛暑を忘れる涼しさ。車内で熟睡。翌3日、午前5時。林道へ歩き出す。前回は、雨に降られて惨敗。今回は未撮影のチョウ3種類が目標である。天候は、薄曇り一時晴れ、10時から雨。山の天気は変わりやすい。結果的には、1種類は時期が遅く来年に持ち越しとなり、2種類を撮影することができた。1種が掲載のウラキンシジミであり、もう1種については、次々回の記事で紹介したい。
ウラキンシジミは、これまでなかなか出合えなかったゼフィルスで、この林道での出会いに賭けていただけに、嬉しい結果となった。撮影した個体はオスで、翅裏は黒ずんだ金色。メスの翅裏は明るい金色をしているが、見かけたウラキンシジミは、撮影したオス1頭だけであった。
ウラキンシジミは、初見初撮影の種で、当ブログのリスト「鱗翅目」で119種類目、全25種類のゼフィルスでは22種類目となる。
これで、今年計画していたゼフィルスは、すべて撮影することができ、未撮影はあと3種類となった。次回の記事で「今年のゼフィルス」としてまとめようと思う。
ウラキンシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/640秒 ISO 200(撮影地:岐阜県高山市 2014.8.3)
ウラキンシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/640秒 ISO 200(撮影地:岐阜県高山市 2014.8.3)
ウラキンシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/250秒 ISO 200 -2/3EV ストロボ使用(撮影地:岐阜県高山市 2014.8.3)
こんにちは。
お忙しいスケジュールの中で、ちゃんと家族サービスもされていますね。ご立派です。
119種目の撮影はおめでとうございます。
着々と進んでいますね。
多摩NTの住人様、こんばんは。
家内がテレビで見た古代ハスが見たいと言い出し、たまたま家族全員が揃う日だったので、行くことにしました。ついでに人気の回転寿司にオープンしたばかりのコーヒーショップ・・・たまには家族サービスもしませんと、こちらも毎週気持ち良く出かけられませんので。
虫の方は、こちらが撮りたい種類だけを撮影していますので、あまり数は増えません。
今後は、撮ったものを更に美しく撮り直すこともしようと思っております。
こんばんは。
ウラキンシジミ、初見初撮影の種だったのですね。
ブログを開いて見た時、初めて見るチョウで色合いが
美しいなと思って見ました。
写真の色調もウラキンシジミに合っていますね。
私も行田の古代ハスを見に行きたいのと思っているですが
今年は無理そうです。
ハスを見るのは朝早くが良いとのこと
やはり朝早くいらしたのですね。
奥様も喜ばれたことでしょう。
古代ハスだけでなく、色々なハスが見られるとのこと
いつか見に行きたいと思っています。
granma様、こんばんは。
翅裏が金色のウラキンシジミ、ようやく見つけて撮る事ができました。
古代ハスは、見頃は過ぎていましたが、それでも十分楽しむことができました。
(写真には撮りませんでした。)ただ、かなり不便なところにあり、車でないと行くのが大変かもしれません。