8月のスタート。すっかり自然風景写真から遠のいてしまっている。上高地や新穂高などでは、スケールの大きな光景に感動したが、こういった風景は、中判カメラのリバーサル・フィルムでなければ表現できないだろう。ペンタックス645やハッセル・ブラッドが欲しいと思う瞬間であるが、なかなか踏み切れない。紅葉の写真あたりから、Canon EOS 3 で今のレンズ群を活かしながらフィルムで撮ってみようと思う。
さて、掲載の写真は、霧ヶ峰にて久しぶりに撮影した自然風景写真である。早朝、草原に当たる朝日の斜光が、枯れ草を柔らかく浮き出させ、背景の緑の草とのコントラストが美しかった。毎年生い茂っては枯れをくり返す夏草は、人の夢のはかなさを象徴しているとも言われる。夏の青々した草原よりも、この残った枯れ草との対比に、心が動いた。
夏草
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/500秒 ISO 200(撮影地:長野県諏訪市霧ヶ峰 2014.7.12)
こんにちは。
久し振りの自然風景ですね。
普通の景色が、太陽光線で一瞬輝く時がありますね。
そういう景色に出会うのがとても楽しいです。
心魅かれる枯草のお写真です。
枯草の向こうに見える緑との対比で
何か訴えているように感じられます。
枯れた草を撮ったことがありますが
倒れるまでの凛々しさに心惹かれるものがあります。
多摩NTの住人様、こんばんは。
自然風景の美しさに感動する余裕もなく、虫ばっかり追いかけている昨今、気がつけば、夏の時期のアーカイブに風景はほとんどありませんでした。
掲載の風景は霧ケ峰の草原ですが、朝日の斜光の演出が、虫ことを忘れさせるほど美しかったです。
granma様、こんばんは。
久しぶりに自然風景の写真を撮りました。偶然に出会った風景で、観光写真ではなく抽象画的な絵ですが、美しさだけではなく、何か語りかけてくるような光景でした。時間の流れの瞬間を切り取ったような気もします。