アマゴイルリトンボ(Platycnemis echigoana)は、モノサシトンボ科グンバイトンボ属で、福島・山形・新潟・長野・青森の5県のみに分布し、生息地も極めて局所的というイトトンボで、環境省RDBに記載はないが、山形県・新潟県のRDBでは準絶滅危惧種、長野県のRDBでは絶滅危惧Ⅱ類として記載している。
2011年9月に福島県会津若松市の湿原で撮影しているが、その場所での生息を確認できたことは、学術的に貴重なものではあるが、季節外れの1頭で写真的には構図等に不満を持っていたため、今回、福島遠征の締めとして、同県のアマゴイルリトンボが多産する池沼を訪れた。
駐車場に車を止めて、水辺の道を歩くとすぐに下草に止まっているアマゴイルリトンボに出会った。モノサシトンボ科は、水際ではなく、水辺の林や草むらにいることが多い。その後も、道の脇の草むらのあちらこちらで交尾をするペアも見ることができた。他のトンボは、ヨツボシトンボ、エゾトンボ、エゾイトトンボを確認したが、一番多いのが、アマゴイルリトンボであり、極めて貴重な生息地である。
アマゴイルリトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 200 -1EV(撮影地:福島県耶麻郡北塩原村 2014.7.6)
アマゴイルリトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/800秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:福島県耶麻郡北塩原村 2014.7.6)
アマゴイルリトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 1250(撮影地:福島県耶麻郡北塩原村 2014.7.6)
アマゴイルリトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/500秒 ISO 200 +1EV(撮影地:福島県耶麻郡北塩原村 2014.7.6)
こんばんは。
アマゴイルリトンボ。トルコブルーのとても綺麗な色ですね。
ペアがハートの形をして交尾するのですね。
イトトンボ系はこのような形で交尾するのですか?
granma様、こんばんは。
アマゴイルリトンボは、希少種で、かつて苦労して見つけた経験がありますが、いる所にはいるのですね。遊歩道の周りにたくさんのアマゴイルリトンボがおりました。
景勝地でしたので、大勢の観光客がおりましたが、景色ではなく、トンボを撮っているのは、私一人でした。
イトトンボの仲間は、交尾をしている時(葉に止まっている時)は、皆、ハートの形なんです。腹部が長いから、必然的にこのような形になるのでしょうが、とても面白いですね。