シマゲンゴロウ(Prodaticus bowringii)は、水田やため池に生息する体長12~14mmの中型ゲンゴロウで、淡黄色の筋模様が美しい。
良好な里山環境に生息するシマゲンゴロウは、環境省RDBおよび千葉県版RDBでは、準絶滅危惧(NT)に記載され、多くの県で絶滅危惧Ⅰ、Ⅱ類に記載されている。東京都においては、ナミゲンゴロウと同様に「絶滅」とされている昆虫である。
ゲンジボタルが生息する谷戸の水田では、無数のオタマジャクシが泳いでいたが、その中に形の違うものを見つけた。初見、初撮影のシマゲンゴロウである。写真でも分かるように、ここの水田は、水がとても澄んでいる。谷戸の湧水が常に少しずつ流れ込んでいるためだ。子供の頃、ハイイロゲンゴロウやマメゲンゴロウは身近にもいたが、現在では、こうして自然の中でゲンゴロウ類を見るのは、稀になってきた。
今年の7月上旬にナミゲンゴロウの多産地において撮影を予定しているので、ゲンゴロウについての詳細は、掲載時に紹介したい。
シマゲンゴロウ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 1250 -2/3EV(撮影地:千葉県袖ヶ浦市 2014.5.24)
シマゲンゴロウ
Canon EOS 7D /Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/1000秒 ISO 1250 -2/3EV(撮影地:千葉県袖ヶ浦市 2014.5.24)
シマゲンゴロウ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F8.0 1/800秒 ISO 1600 -2/3EV(撮影地:千葉県袖ヶ浦市 2014.5.24)
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