オオルリ

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 5月3日は、白馬でギフチョウを追いかけ、4日は、家族4人で山梨県の朝霧高原まで日帰りドライブ。5日は天気が悪く、私自身の休養と総走行距離15万キロに達した愛車のオイル交換。そしてGW最後の6日も天候が不順。何ということだろう。家でじっとしていたらストレスが溜まるので、出掛けることにした。
 何年か通ったあきる野市の沢は、若い家族連れや学生のグループ等がキャンプするようになり、静かだった森に音楽と馬鹿騒ぎがこだまする。周囲にはバーベキューの炭火の匂いが漂い、放置されたゴミと流された油で渓流が汚れ、姿を消した昆虫も多い。こんなマナーの悪い輩には、クマも近寄らないから始末が悪い。そんな訳で、6月の昆虫撮影のためのロケハンを目的として、檜原村の沢を終点近くまで歩いてみることにした。

 天気は曇りで、気温は13℃と肌寒い。当然、チョウやトンボは出てこない。しかし、しっとりとした新緑が素晴らしく綺麗だ。天候によって予定が狂ってしまった時は、ロケハンを目的としてロケハンだけに費やすのも必要だ。昆虫の撮影ポイントも幾つか見つけ、初夏に訪れる楽しみができた。
 歩きはじめてから2時間が経過した。何キロ歩いただろうか。周囲の木々にブナが多くなってきた。目視できる距離で野鳥がさえずる。日頃からほとんど野鳥を撮ることはないが、他に撮るものがないので念のため持ってきたカメラで記録として撮影。帰宅後に調べると、オオルリであった。
 オオルリは、夏鳥として日本へ渡来し、低山帯から亜高山帯にかけての山地や丘陵、特に渓流沿いのよく茂った森林に多いという。日本三鳴鳥のひとつ(他はウグイスとコマドリ)で、確かに美しいさえずりであった。当地のオオルリは、東京都のRDBに準絶滅危惧種として記載されている。手を抜かず、まじめに撮っておけば良かったと後悔しているが、初夏に再訪した時に、また出会えるだろう。

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オオルリ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F8.0 1/50秒 ISO 3200 +1/3EV(撮影地:東京都西多摩郡檜原村 2014.5.6 9:50)

コメント(4)

こんにちは。
家族サービスとは良い心掛けですね。
オオルリは本当に綺麗な色の鳥ですね。
一度見てみたいです。

おはようございます。
オオルリ、綺麗な青色ですね。
身近でご覧になれてラッキーでしたね。
先日、奥多摩から一之瀬まで
撮影会で行きましたが本当に新緑が綺麗で
緑のグラデーションが素晴らしく
ウグイスの鳴き声にも癒されました。

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