毎年、訪れている裏高尾の木下沢梅林。東京都心では桜が咲き始めたが、裏高尾では、ようやく梅が満開となった。天気の良い早朝の光景は、2年前に撮影し「木下沢梅林」として紹介しているので、今年は春雨の日を選んだ。
天気が悪い(午後からは春の嵐)ためか、カメラマンは自分を含めて5人。4人はお仲間のようで、皆、同じお決まりのポジション。朝日が差し込むならば良い位置だが、今朝は光の演出は望めない。ならば、目の前に広がる梅林の「何が」美しいのか、じっくりと見つめ考えてみた。晴天時のコントラストの強い梅花の輝きはない。1つだけ言えることは、とてもソフトで水彩画のような色合いと配色であった。しかし、これをどう表現すればよいのか?まずは色彩と配色のバランスを考えてフレーム内に梅の花だけを配置してみた。美しいけれど、何か物足りない・・・。次に、梅林を遠くから眺めながら、ゆっくりと移動すると、林道沿いに生えている木に目が留まった。木は、手前にあるために、梅林を撮るには邪魔な存在だが、あえて芽吹き前の木にピントを合わせ、背景になる梅林を少しぼかすように撮ってみた・・・。
春雨の木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞絞り優先AE F8.0 1.3秒 ISO 100 +1EV(撮影地:東京都八王子市 2014.3.30 5:50)
春雨の木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/15秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2014.3.30 6:08)
春雨の木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.8秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2014.3.30 6:21)
こんにちは。
とても気分爽快になる眺めですね。
青梅の梅林はウイルス感染対策のために、かなり伐採されるようですが、この界隈はどうなんでしょうか。
残されると良いんですけどね。
こんにちは。
木下沢の梅林は今年もやはり遅く見頃になったのですね。
ホタルさんのお写真を見せて頂いてから、毎年行きたいと
思っているのですが、チャンスがなくて・・・
青梅の梅林が見られなくなったので来年は是非見に行こうと
思っています。
淡い梅の花の濃淡をきりりとした幹の黒さが
美しさを引き立てていますね。
余談ですがお使いになっているタムロンのレンズ
明るくて良いなと思い頑張って買おうかしらと
思いビックカメラで実際にカメラにつけて持たせてもらったら
とても重くてびっくり、これから年を重ねていくと
負担になりそうであきらめてしまいました。
多摩NTの住人様、こんばんは。
青梅の吉野梅郷では、ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)防除のため、農林水産省の緊急防除省令によって、約1260本の梅の木を伐採することになっており、今年が見納めになるとの事。青梅市、日の出町、あきる野市は、全域。八王子市、奥多摩町、福生市、羽村市、昭島市は、一部地域が防除区域に指定されているとの事。
高尾梅郷(関所梅林、天神梅林、湯ノ花梅林、木下沢梅林、小仏川沿いの遊歩道梅林)は、今の所大丈夫のようです。
granma様、こんばんは。
吉野梅郷は残念ですが、高尾は今の所、大丈夫のようです。空振りの冬景色遠征の帰りに、毎週のように中央道から木下沢梅林の様子を眺めていて、丁度、満開の時期に行くことができました。朝日が当たる光景も美しいのですが、春雨の朝は、しっとりとした感じが美しいです。
愛用のタムロンのズームレンズは、風景から昆虫のマクロまで幅広く使えるので重宝しておりますが、確かに大きくて重いです。小さなチョウを撮りに行った時に、どんな野鳥を撮るのですか?と聞かれて、「チョウを撮る」と言えずに困ったことが何度もあります。
移動時は、カメラバッグに入れて背負っていくので問題ないのですが、撮影時は、どんな時でも必ず三脚を使っています。