春が近づく3月半ばであるが、霧氷は、湿度が高い晩秋と春先の冷え込んだ朝が良い。天気予報を入念にチェックし、この週末がラスト・チャンスになるかも知れないと思い、霧ヶ峰に出かけた。
霧ヶ峰には、1月後半から3回訪れているが、ただのドライブで終わっている。2月は大雪のため足止め。今回、8回目の車検を終えてようやく帰ってきた17年 146,000kmの付き合いである愛車(今回も前回同様に色々な消耗部品を交換)とともに出陣である。
金曜日(3/14)の朝5時に自宅を出て出勤。普段は、電車とモノレールを乗り継いで通勤しているが、今回は車で出勤。退勤後に自宅には戻らず、そのまま霧ヶ峰に行くためだ。 19時半、会社を出発。中央道双葉SAで夕食をとり、白樺湖畔に23時到着。ジョージ・ウィンストンのピアノを聴きながら熟睡。
5時半に行動開始。「どうしても撮りたい」と思っている霧氷風景の場所(霧ヶ峰ではない)に移動するが、残念ながら霧氷はなし。今日は、このまま帰るわけにはいかない。この場の光景は今後の課題として、ビーナスラインを通って霧ヶ峰へ向かった。道路はきれいに除雪がされており、所々に雪が積もっている程度。新品のノーマル・タイヤで問題なく走行。しばらく走ると、木々に霧氷。朝日にオレンジ色に染まる車山も美しい。しかし、道幅が狭く両脇は雪の壁。車を止めることができない。仕方なく、霧の駅まで行き、八島湿原と踊場湿原方向に行ってみたが、こちらには霧氷はなし。霧の発生や過冷却の雲が流れなかったのだろう。最後に、昨年1月にサンピラーを撮影した場所に寄ってみた。すると、美しいダイヤモンドダストが・・・
気温、マイナス14℃。この場でダイヤモンドダストを見るのは3度目だが、今回が一番美しい。前々日の雨で湿度が高く、更には春の強い日差しの効果もあって、キラキラと輝く結晶が見事だ。
昨年撮影したサンピラー(動画)の時には、30人を越えるカメラマンの数であったが、今回は、私を含めて3人だけ。40分間のドラマに寒さを忘れてシャッターを切る。実に1月3日以来のシャッター音だ。100枚を越える写真と20本の動画を撮影。まずは、自然芸術の "記録 "としての「ハイビジョン動画」を掲載する。この拙いブログをご覧いただいている方々のご期待に添う画像ではないが、私的には、久しぶりに美味い酒が飲める。
ダイヤモンドダスト(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
こんばんは。
素晴らしいダイヤモンドダストの動画、堪能しました。
サンピラーも見られたのですね。
長い間、納得のいくお写真が撮れなかったのが
帳消しになるようなすてきなお写真が撮影出来て良かったですね。
こんにちは。
素晴らしい映像が撮れましたね。
お見事です。
いつものことながら、大遠征はお疲れ様でした。美味しいお酒になったでしょうね。
granma様、ご覧いただきありがとうございます。
皆様が春らしい記事を掲載されている中、私だけは、まだ「冬」画像なので、出遅れた感じですが、気持ちだけは「春」になりました。反省点がたくさんあって、満足はしておりませんが、二か月以上待って、ようやくシャッターを押すことができました。
多摩NTの住人様、こんばんは。
この冬は、撮影対象を限定したために2カ月以上も空いてしまいましたが、ようやく気持ちを「春」に持って行けそうです。
とは言っても、今回も満足できる写真(作品)は撮れませんでした。風景はとても素晴らしく、このダイヤモンドダストの光景は自信を持っておススメできますが、写真は、動画のような記録ではなく、作品でなければなりません。もっと自身の内面を磨くこと、自然と対峙することが必要だと実感しました。