富士山が夕陽で茜色に染まる姿が見たくて、先月に「富士とススキ原野」を撮影した場所に行ってみた。 富士山は、様々な場所で撮影しているが、ほとんどが朝の撮影で、夕暮れの富士は雲見千貫門以来で、今回が2度目である。富士山の夕景撮影のポイントは多いが、山中湖や河口湖は夕陽が逆光、朝霧高原や田貫湖は順光。この場所は、富士山に夕陽が斜めに当たって立体感が出るので選んだ。また、富士山の形も河口湖方面からの眺めに次いで好きな場所でもある。
午後から出発し、15時に到着。林道の入口に車を止め、林道を歩いた後、広大なススキの原野をかき分けて進んだ所。気温3℃で雲ひとつない快晴。きれいな夕焼けは望めないが、乾燥しているため空気が澄んでおり、富士山はクッキリと見える。今年は、まだ雪が少ないようで、北側でも山頂付近まで山肌が見える。16時半。いよいよ日没間近。思ったほど茜色には染まらなかったが、快晴の空に映えて美しかった。今回は、Carl Zeiss Planar 50mm だけで撮影したので、少々迫力に欠けたため、2枚目はトリミングした。
日暮れまでの90分。一人、富士を仰ぎながら夢中でシャッターを切っていると、背後で物音が・・・。振り返ると10m先で大きなイノシシが2頭、猪突猛進タイプの私に負けたのか逃げて行くところであった。(襲われなくて良かった・・・)
17時に車に戻り、その後、沼津、三島を経由して箱根へ向かう。目的は、富士とふたご座流星群。富士山の撮影(朝景)は、先週8日のリベンジでもある。20時に到着し、月が沈む4時頃まで車中で寝る。時間になり、車外に出て上空を眺める。ふたご座流星群は、肉眼で明るい火球が流れるのを何度か確認したが撮影できなかった。また、未明から雲が掛かってしまい富士も何も見えず、結果は1枚も撮れずに退散。帰り途、厚木から振り返れば、富士は美しく、箱根だけに雲が掛かっていた・・・。ちなみに「富士とふたご座流星群」は、13~14日にかけて山梨県の精進湖畔で撮影できたらしい。流星群は、来年1月4日に「しぶんぎ座流星群」が見られるようなので、天候が良ければ別の場所で挑戦したい。冬の自然風景写真は、天候次第なので、ゆっくりじっくりと焦らずそして確実にこなそうと思う。
茜富士
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100 -2EV CPLフィルター使用(撮影地:山梨県富士河口湖町 2013.12.14 16:30)
茜富士
Canon 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100 -2EV CPLフィルター使用 トリミング(撮影地:山梨県富士河口湖町 2013.12.14 16:30)
こんにちは。
美しい茜富士の姿に感動です。
見惚れてしまいます。
イノシシは驚きですね。
襲われなくて良かったですね。
流星群と富士山のコラボ写真を楽しみにしています。
こんばんは、
富士山の雪が茜色に染まってとても綺麗ですね。
やはり、くっきり見える富士山はなにものにも
代えがたいですね。
それにしてもイノシシ2頭に襲われなくて良かったですね。
私もその場にいたら、ホタルさんと同じで
猪突猛進型なので大丈夫だと思います。(笑)
私もこのところ、毎日カレンダーと年賀状に使うために
富士山の写真ばかり見ています。
良く撮れていないのでどれを選ぶか苦労しています。
多摩NTの住人様、こんばんは。
夏のクマほどではありませんでしたが、それでも大きなのが2頭、近くにいたのには驚きました。振り向いていなかったら、もっと近くまで、もしかしたら突進されていたかもしれません。野生動物には、要注意ですね。
天体写真は専門外ですが、流星群はロマンチックで神秘的ですので、正月には何とか収めたいと思っております。天候がよいといいのですが・・・。
granma様、こんばんは。
イノシシには驚きましたが、お陰さまで無事に帰宅いたしました。
さて、富士山は、誰でも簡単に撮れますが、芸術作品にするのは難しい被写体なのではないかと思っております。でも、見た時の感動を素直に表現できれば、それでも良いのかとも思います。それが、富士の魅力なのかもしれません。
今度、過去に撮影した富士山の写真を特集として、一つの記事にまとめてみたいと思います。