カワラバッタ(Eusphingonotus japonicus)は、直翅目バッタ科で、体長は翅を含めて30mm~40ほど。体色は灰色だが、後翅は中央部に弧をえがく褐色の帯状紋があり、その内部は鮮やかな青色をしている。飛んでいる時にしか見えないその青色が美しい。
日本固有種で北海道、本州、四国、九州に分布する。主に自然度の高い河原の石のごろごろしている所に生息しているが、河川敷の開発、整備や河川の汚濁により各地で減少しており、環境省RDBに掲載はないが、25の都府県で絶滅危惧Ⅰ類や絶滅危惧Ⅱ類などに選定している。また、東京都および鳥取県では「絶滅」とされている。
長野県松本市の犀川の河川敷には、カワラバッタがたくさん見られるが、飛んで行った先を慎重に追いかけないと、保護色のために見失う。撮影した写真は1枚だけ。動画も含めてもっと撮っておけば良かったと後悔している。バッタ類はカウントしていないが、カワラバッタは初見初撮影の昆虫である。
カワラバッタ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 400 +1/3EV(撮影地:長野県松本市 2013.09.23)
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