ミヤマアカネ

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 猛暑の8月が終わり、9月のスタート。昆虫たちを見ると季節の移り変わり実感する。
 秋を感じさせる昆虫には色々あるが、赤トンボもその1つ。大陸からの飛来種を含めた21種のアカネ属のうち成熟して赤く色づく代表的な種類は、アキアカネ、ナツアカネだが、掲載のミヤマアカネもその仲間であり、日本で最も美しい赤トンボと言われている。
 ミヤマアカネ(Sympetrum pedemontanum elatum)は、河川の中上流域やその周辺の田圃で見られるが、多くのアカネ属が池沼性であるのに対し、ミヤマアカネは流水に生息している。また、翅の茶色~褐色の帯は、世界中のアカネ属の中で本種だけが持つ特徴であり、更には、成熟することによってピンクに色づくの縁紋(翅の先端付近についている紋)が、日本で最も美しい赤トンボと言われる所以になっている。
 ちなみに、この縁紋は、飛翔中に翅に発生する不規則な振動を調節する大切な役割があると言われている。航空機は、飛んでいる時に翼に発生する有害な振動を防ぐためにフラッター防止装置が付いているが、これと同じ役割をするのが縁紋だと言う。また、飛行機のフラッター防止装置とトンボの縁紋は同じ位置にあるそうだ。

 全てのアカネ属を撮影している訳ではないが、今月下旬頃に、一度「日本のアカネ属」としてまとめてみたいと思う。

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ミヤマアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1250(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)

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ミヤマアカネ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1600(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)

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コメント(5)

こんにちは、一雨ごとに涼しくなりやっと肌で秋を感じられるようになりました。
草花は昆虫より一足早く秋の気配を見せてくれていましたが
昆虫も赤トンボが飛ぶようになり、秋を実感するようになりましたね。
赤トンボにも多くの種類があるのですね。
ミヤマアカネのピンクに色づくの縁紋を見てみたいと思います。

こんにちは。
アキアカネがたくさん見られる季節になりましたね。
なるほど、ミヤマアカネの翅にはこんな帯があるんですか。
綺麗ですね。

ミヤマアカネは光が当たると明るく輝く縁紋があります。
それがまるで宝石のように見え奇麗でした。
日本一美しいアカトンボとか,空飛ぶ宝石とか
言われる方がいても当然です。

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