ミヤマカラスシジミ(Strymonidia mera)は、2011年7月に山梨県北杜市で撮影しているが、富士山麓に生息するミヤマカラスシジミは、クロツバラを食樹とし、ヤマキチョウを撮影した半自然草原には多く生息している。地域特性なのだろうか。北杜市のものよりも大きいようである。発生時期は、7月中旬頃から8月上旬頃であるが、翅が傷んではいるものの、まだ、メスのミヤマカラスシジミを見ることができた。翅表は、名前(カラス)のように黒色をしているが、翅を開いて止まることがないため、前回も今回も撮ることができなかった。来年は、最盛期に訪れたいと思う。
ミヤマカラスシジミは、形態がミドリシジミの仲間に似ている。確かに分類上ミドリシジミ亜科ではあるが、ミドリシジミ族ではなくカラスシジミ族に属し、ゼフィルスではない。
ミヤマカラスシジミは、環境省のレッドリストにはないが、多くの自治体で絶滅危惧種IA類や準絶滅危惧種に指定されている。
ミヤマカラスシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 200(撮影地:山梨県富士河口湖町 2013.08.18)
ミヤマカラスシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 200(撮影地:山梨県富士河口湖町 2013.08.18)
写真差し替えのお知らせ
キリシマミドリシジミに掲載の写真2点を、再度トリミングして差し替えました。
こんばんは、
ミヤマカラスシジミ、翅の色が黄土色でシックな色合いですね。
翅を広げて止まることがないとなると、翅の表をとれないのですね。
でもやはりちょっと見てみたい気がします。
捕まえてからではないと無理なのでしょうね。
そうなさることはホタルさんの意に反することですよね。
granma様、こんばんは。
本日(土曜日)は、出勤だったため出かけることができませんでした。
明日は、また山麓を徘徊したいと思っております。
さて、花等に止まっても翅を開かないチョウは多いのですが、捕まえなくでも翅表を写真に撮ることができます。
難易度が高く綺麗には撮れませんが、飛んでいる瞬間を連写するという方法があります。
先日掲載したヒメシロチョウで試したのですが、上手くいきませんでした。鍛練が必要のようです。機会あるごとに挑戦したいと思います。