ミヤマシジミ(Lycaeides argyrognomom)は、シジミチョウ科ヒメシジミ亜科に分類されるチョウ。翅裏は灰色で、外周に沿ってオレンジの帯が入るが、本種はオレンジ帯の中にある黒斑に水色の構造色がある点が特徴である。ミヤマシジミの分布域は本州のみで、分布の中心は関東~中部地方で、食樹であるマメ科のコマツナギが生える乾燥した河原や草原などに生息している。また、幼虫は特定のアリと共生関係を結んでいることが近年の研究で分かっており、生息域の重要な条件となっているが、昨今の開発等により、全国的に激減しており、環境省レッドリストでは、絶滅危惧IB類に分類されている。
8月14日は、平日公休日であったため、11日に訪れた富士山麓に再訪し、ミヤマシジミをメインに撮影した。綺麗に撮れるチャンスは、日の出後2時間ほど。草の葉上で太陽に当たって体を温め、翅も開く。その後は、飛びまわってしまい、チャンスは少ない。そのため、午前4時に出発し、現地に5時半入り。草原に日が当たり始めた6時頃から、あちこちの葉上にミヤマシジミが出てきた。30分すると、皆、翅を開き始めた。残念ながら、撮影できたミヤマシジミは、すべてメスばかり。青い翅表のオスは、1頭も見つけることができなかった。年に数回発生し10月頃まで見られるので、もう一度行ってオスを探してみたい。
ミヤマシジミは、初見初撮影の種で、当ブログのリスト「鱗翅目」で106種類目となる。
ミヤマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)
ミヤマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/200秒 ISO 200 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)
ミヤマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/125秒 ISO 250 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)
ミヤマシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO 250 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.14)
こんにちは~。
昨日はありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
私は腹八分目ほどですが、ホタルさんには悔いが残る一日でしたね。
きっとチャンスが巡ってくると思います。
このチョウ、確かにいましたねぇ。
私も目には入っていましたが、普通種だと思ってスルーしてしまいました^^;
撮っておくんだった。
アサマイチモンジのようにピンとこなかった^^;
うっすさん、こんばんは。
目標を達成させるためには、何日もかけて、何千キロも走って、地道に調査・ロケハンをすることが大切だと痛感した1日でした。
今日も朝から富士の鳴沢村方面にでかけましたが、ダメでした。
こんばんは。
着々と(?)初見初撮影の種を増やしていらっしゃるのですね。
3枚目のお写真のミヤマシジミのメスの翅表に一部紫色が見られ
体が水色をしているのを見ました。
オスの翅表の青い色ももちろん見てみたいですが、
メスの翅の色や体の色も十分綺麗です。
オスを探して撮っていらっしゃるのを待っています。
granma様、こんばんは。
草むらの中で見過ごしてしまいそうな小さなチョウですが、よく観察すれば、絶滅危惧種だっだりするのですね。
オスは、美しい青い翅表をしていると言われていますので、来月に再訪して探してみたいと思います。
着々と初見初撮影の種・・・実は、8月の大きな目標が叶っていません。granma様はお撮りになられた黄色いチョウ。あちこち出かけても、未だ出会いもないのです。
まずは、こちらをがんばります!