ヒメシロチョウ(Leptidea amurensis)は、シロチョウ科に属するチョウで、モンシロチョウよりひと周り小さい。北海道、本州、九州の主として火山灰土質の地域に局地的に生息しているが、環境省カテゴリでは絶滅危惧ⅠB類(EN)に選定され、東京都および栃木県では絶滅、他の自治体においては、絶滅危惧Ⅰ類、Ⅱ類、準絶滅危惧種に選定している。幼虫は、本州ではマメ科のツルフジバカマを食草としている。
今回、初めてヒメシロチョウの探索に富士山麓を訪れたが、広大な草原の多くの場所で、ヒメシロチョウが舞っていた。木陰の湿った場所では、吸水する様子も見られた。翅を開いて止まらないので、翅表を見るには、飛んでいる瞬間を捉えるしかない。翅の先に黒い紋が一対あるが、これは夏型の特徴で、春型は白一色である。モンシロチョウに比べて、とても可憐で、か弱い感じがするチョウである。
ヒメシロチョウは、初見初撮影の種で、当ブログのリスト「鱗翅目」で105種類目となる。
ヒメシロチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 320(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.11)
ツルフジバカマで吸蜜するヒメシロチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 250(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.11)
吸水するヒメシロチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 640(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.11)
ヒメシロチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/320秒 ISO 1600(撮影地:山梨県山中湖村 2013.08.11)
ヒメシロチョウ初見、初撮影、お出来になって良かったですね。
それにしても前日志賀高原からお帰りになり、その後遅くまで
飲みにいらして翌朝早く富士へとホタルさんの行動力には
驚いてしまいます。
ヒメシロチョウ、モンシロチョウと違い可憐で優しい感じがしますね。
春には白一色になるとのこと、それも見てみたいと思います。
granma様、こんばんは。
飲むのも、出かけるのも、好きでやっていること、ただの道楽者です。
ヒメシロチョウを撮影した場所は、この場で公表はできませんが、様々な花も咲き乱れる草原(原野)です。チョウを撮りながら、「granma様なら、こっちの花を撮るのだろうな」と思ったほどです。ご希望がございましたら、詳細をお教えいたします。