ヒオドシチョウは、先週、埼玉県川越市で撮影しているが、綺麗な翅表を良い角度から撮影することができず、今回リベンジである。
山梨県北杜市の雑木林は、7月頃になるとオオムラサキが多く見られるが、食樹が同じエノキであるヒオドシチョウも多い。早朝は見つからなかったが、9時近くになると、何頭ものヒオドシチョウが見られるようになった。まだ体が温まっていないのだろう、翅を閉じてじっとしている。指で触れても動かない。カメラをセットして翅が開くのを待つと、5分ほど経ってようやく開翅。美しいヒオドシチョウの翅表を、ほぼ真上から撮影できた。
尚、2枚目の写真では、脚が4本しか写っていないが、これは欠落しているのではなく、近縁のキベリタテハと同様に、前脚は極端に小さくなっていて前胸部に折りたたまれているので見えないのである。
ヒオドシチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 500(撮影地:山梨県北杜市 2013.06.08 8:53)
ヒオドシチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 1600(撮影地:山梨県韮崎市 2013.06.23)
こんばんは~。
リベンジ成功、おめでとうございます。
やはり正方向からバシッと撮りたいですよね。
傷もなく綺麗な個体ですね。
やっぱり羽化したてはいいなぁ。
うっすさん、こんばんは。
寿命の長いヒオドシチョウですが、美しい翅表は今だけですからね。
この時期は、土日だけでは、体が1つでは足りないですね。
一カ月くらいの休暇が欲しいです。
こんばんは。
勿来の関で,私は今年の春になって初めてヒオドシチョウを見ました。
それから度々出会っています。
羽化したての瑞瑞しいチョウのようです。
ヒオドシチョウはタテハチョウ科ですが,この科の特徴は前足が退化していて,このブログの写真のように4本足です。
itotonbosanさん、コメントありがとうございます。
ヒオドシチョウの脚、私の写真でも確かに4本しか見えませんね。前脚は極端に小さくなっていて前胸部に折りたたまれているので、見えません。この前脚は歩行や掴まるためには役立たちませんが、先端に生えた感覚毛で味を感じることができ、感覚器官としての働きに特化しているのですね。
ヒオドシチョウは、羽化したばかりの時(6月頃)が一番美しいので、是非、出会ってください。