シリーズ 桜2013 その3
長野県大町市の中綱湖を後にして白馬村にある貞麟寺へと向かう。白馬村には樹齢100年を超える桜が各所に点在しているが、最も有名な桜は、白馬村神城地区の貞麟寺に咲き誇る枝垂桜。樹齢は400年を超えるエドヒガン系の糸桜で樹周5mの巨木である。こちらも中綱湖の桜同様に7~8分咲で見頃はこれからのようだ。写真は、貞麟寺の枝垂桜と分かる特徴的なものはなく、花もまばらで寂しい。また、どこでも撮影できるような構図だが、今年撮影した中では、日本画的で一番桜らしい写真ではないかと思う。来年は、2年連続で撮りそこなった東京奥多摩の一本桜を絵になるように撮ることが、大きな目標である。
境内では、桜の他にカタクリやイチリンソウ、キクザイチゲも咲き乱れる貞麟寺だが、訪れた本来の目的は、春の女神と言われる ギフチョウとヒメギフチョウ がカタクリで吸蜜する姿の撮影であった。しかしながら、雲が次々に流れてきて、太陽が顔を出さず、気温が上がらなかったためにチョウが現れることはなかった。こちらも来年、再挑戦したいと思う・・・シリーズ最終回へつづく。
貞麟寺の枝垂桜
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/250秒 ISO 640 +1 1/3EV(撮影地:長野県白馬村 2013.04.29)
しだれ桜もきれいですね。
バックがボケていて桜が映えてます。
こんにちは。
白馬は独身時代、毎年のようにスキーに行っていましたが、もう30年以上行っていません。もうスキーは卒業ですので、今度は、こういう綺麗な風景を楽しみたいです。
これもまた素敵な写真ですね。
こんばんは。
貞麟寺の枝垂桜のお写真、日本画の様な印象を受けました。
花が小さく、数が少ないのですが桜の侘しさが
感じられます。
お時間が記載されていませんが、朝まだ早い頃でしょうか?
全体の姿がどんななのか知りたくてネットで調べたら
本当に大きな立派な木なのですね。
Udagawa氏、こんばんは。
この桜をどう撮ったら良いかとあれこれ悩みました。結局、裏山をボカして背景にしました。極一部しかこの背景になる部分がなかったのですが、結果的に成功だったと思います。
多摩NTの住人様、こんばんは。
白馬は、20数年前に新婚旅行で行きましたが、今回は、一人寂しく行ってきました。(最近は、いつも一人ですが・・・)
アルプスは、まだ真っ白で、麓は早春の装いでした。5月中頃になると、新緑と残雪が美しいのでしょうね。
granma様、こんばんは。
貞麟寺の枝垂桜は立派な桜でしたが、まだ花数が少なかったのが残念でした。ほんの一角、しかも桜の一部分だけ、裏山が背景になる場所を見つけたので撮ってみました。朝8時半の撮影ですが、裏山は日陰だったために少し青くなり、コントラストを弱くしたところ、花数の少なさが、逆に侘び・寂びを表現したように思います。