シリーズ 桜2013 その2
長野県大町市にある仁科三湖の中でも一番小さな中綱湖。西側の湖畔に自生するオオヤマザクラは、本州の南限になっており大町市の天然記念物に指定されている。
4月29日、法事を終えて21時に自宅を出発。中央道から長野道。先週、大雪で残念な思いをした安曇野ICで降り、まったく車が走っていない国道を北上。23時半、中綱湖畔に到着。まだ、誰も来ていない。駐車場がないため、路上に駐車して朝まで待機。4時。目ざましで起きると、私の前後に車の長い列。皆、対岸の桜を撮ろうと準備を始めている。気温は3℃。厚手のコートを持ってこなかったため、震えながら湖畔に立つ。オオヤマザクラは、まだ7~8分咲といったところだが、夜明け前からの時間の経過とともに変化する色合い、そして朝日が当たってからの濃いピンク色が湖面に映る様がとても美しい。桜の満開と背景の新緑、波立たない湖面という3つの条件が揃っていれば、更に美しいに違いない。ただし、同日の同時刻に、この場に立つカメラマンの写真は、皆同じような写真であることが悔しい。
中綱湖の桜
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 8秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県大町市 2013.04.29 5:00)
中綱湖の桜
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/8秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県大町市 2013.04.29 6:22)
こんにちは。
多くのカメラマンが集まるだけあって素晴らしい眺めですね。
桜の色も一本ずつ違っていて、池に写る姿も最高です。
良いものを見せて頂き有り難うございました。
こんにちは。
本当に夜明けから、早朝にかけて咲いている花は
独特の光を受けて神々しい程綺麗ですね。
1枚目のお写真は神秘的、2枚目のお写真の桜は
艶やかな感じがしました。
自生するオオヤマザクラはピンクに近い色なのですね。
多摩NTの住人様、こんにちは。
事前情報から満開を予想して行ったのですが、まだまだ7分ほど、おまけに湖面は波だって、朝日も雲に隠れてしまうという状況で、訪れた皆様、残念な様子でした。最上のタイミングに行くのは、サラリーマンには難しいですね。
granma様、こんにちは。
時間によっても、また木一本一本の花の色が違っていたのには驚きました。ヤマザクラは、個体変異が大きいからなのでしょう。
満開と新緑、静かな湖面に太陽の光、これらの条件が揃うと、和風ではなくメルヘンチックな光景になる場所なんです。来年以降、チョウを撮りに行く時に再挑戦したいと思います。