本年の撮り初めは「城ヶ崎海岸の朝景」。元日は、実家に挨拶に行き17時に帰宅。夕食をとって20時に伊豆へ向けて出発し、城ヶ崎海岸の駐車場に23時半に到着。目覚ましを5時にセットしてクラシック音楽を聴きながら眼を閉じるが、実際は1~2時間しか寝ていない。それでも、早朝(午前1時や2時)に自宅を出発するよりも疲れが少ないので、昨今は、どこに行くにもこのスタイルである。
目覚ましのアラームが鳴る前に解除し、コーヒーを飲み干す。5時半、準備を整え海岸へ向けて林の中を歩き出すが、まだ闇に包まれる遊歩道は、三ツ峠の登山道よりも怖い。何度か後ろを振り向きたくなるが、懐中電灯を頼りに先を急いだ。15分ほどで到着。どこから撮ったら良いのか悩んだ末、背景が陰になり、手前の主役が引き立つ場所を選んだ。
まずは月明かりで夜明け前の城ヶ崎海岸を撮影。大室山の噴火で流れ出た溶岩による紺青の柱状節理(静)と霧のような青白い波(動)の対比で幻想的な絵になった。次は、本日のメインである朝日が当たるカット。背景が崖であるため、主役に日が当たるまで待機である。
今日は、西高東低の気圧配置が強まり快晴で強風。潮位も申し分ない。荒波が柱状節理に押し寄せ、そして砕け散る。海岸は、自然芸術の宝庫であるが、イメージ通りの光景になるまで、断崖絶壁で強風に耐えながら3時間待った。8時50分。ようやく、岩と波に朝日が当たり始める。風でカメラがぶれないように、更に「ハレ切り」もしながら、波のタイミングに合わせてシャッターを切った。撮影した230カットの中から岩と波のバランスが良いものを選んで掲載した。
夜明け前の城ヶ崎海岸
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 30秒 ISO 1000(撮影地:静岡県伊東市/城ヶ崎海岸 2013.01.02 6:20)
城ヶ崎海岸の朝景
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F18 0.6秒 ISO 50 -1EV(撮影地:静岡県伊東市/城ヶ崎海岸 2013.01.02 9:03)
こんばんは、
一枚目のお写真、柱状節理と砕ける白い波が幻想的に
表現されて良いですね。
二枚目は荒々しい角ばった柱状切離の岩の足元に
寄せる波が陽の光を受けてこちらも本当に素敵です。
このお写真を撮るためのご苦労は想像以上と思いました。
いつも最上のお写真を撮ろうと努力なさっている姿に
頭がさがります。
granma様、こんばんは。
この場所は、遊歩道からの眺めですので、満潮、強風、晴れという条件の日の明け方に行けば、どなたでも見ることができるのですが、下見もなく場所を見つけるのに苦労しました。
遊歩道をもう少し先に進めば、7時の日の出とともに撮影完了したかもしれないと思うと、
少々悔いが残ります。