シリーズ 高ボッチの霧氷 最終回
本シリーズ最後の写真は、光と陰影のカラマツ霧氷の世界。今回撮影した写真の中では、一番、霧氷らしい写真であるかも知れない。逆光で白銀に輝く霧氷や斜光で陰影ができた霧氷・・・。新録や紅葉に比べればモノトーンに近く単調であるが故に「光」という演出が欠かせない。霧氷に限ったことではないが、「光」によってその魅力が最大限に引き出され、「美」が完成する。
今回の高ボッチ遠征では、これまでにない運の良さもあって、様々な「霧氷の世界」を見て、感じて、そして写真に収めることができた。全体を通して美ヶ原で撮影した写真を凌ぐ自己満足度70点の霧氷風景ではないかと思っている。
カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/15秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県塩尻市・高ボッチ高原 2012.12.02 7:22)
カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/6秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県塩尻市・高ボッチ高原 2012.12.02 8:01)
カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:長野県塩尻市・高ボッチ高原 2012.12.02 8:04)
こんにちは。
一枚目の吸い込まれるような空が、良い対比になっています。
どれも素晴らしい写真ですね。
こんにちは。
いつもご自分の写真に厳しい評価をなさっているようですが
高ボッチ高原の輝くカラマツ霧氷林のお写真、
どれも素晴らしく私は100点でも足りない位だと思います。
一枚目のお写真にうっすらと丸く見えるのは
何なのか教えて頂けますでしょうか?
多摩NTの住人様、こんにちは。
一枚目の写真ですが、実は背景は空ではなく、影になった山肌なのです。手前の霧氷があまりにも明るいので、それに露出を合わせると背景はかなり暗くなります。色温度の関係で少し青っぽいので、このような写真になりました。対比は良かったのですが、慌てて撮ったので、ゴーストが入ってしまい失敗です。
granma様、こんにちは。
嬉しいお言葉ありがとうございます。
高ボッチでは、1分1秒が勝負で、ある場所で撮り終えると直ぐに車で移動して、雪の上を駆けまわって撮るというものでした。タイミングにも恵まれて、様々な霧氷の写真を撮る事ができましたが、ロケハンもない、ぶっつけ本番状態でしたから、高ボッチ高原の最上級の霧氷風景ではないのです。そういった意味では、70点でも高いかもしれません。
一枚目の背景に写っている円形のものは、「ゴースト」というもので、逆光などで撮影する時に、光がレンズ内に反射してできるものです。レンズの絞りの多角形をしていると思います。意図的に入れる場合もありますが、私の場合は、慌てていましたので、光を遮るのを忘れていました。失敗作なのですが、このようなカットは他に撮っていませんでしたので、悔しいです。やはり70点でしょう。