シリーズ 美ヶ原の霧氷 その2
気温-8℃、快晴の美ヶ原。「きっと日の出の時間が美しいに違いない。」そう思い、星空の次は、北アルプスの夜明けを撮ることにした。北アルプスの夜明けの撮影は初めてではない。以前、2010年12月に塩尻市高ボッチ高原にて 夜明けの北アルプスを 2011年2月には諏訪市霧ヶ峰高原にてアルプス・モルゲンロートを撮影して掲載している。(ちなみに、モルゲンロートは、ドイツ語で朝陽を浴びて空や雲がピンク色に染まることを言い、山が朝日を浴びて赤く染まることは、アルペングリューエンという。)しかし、今回は連なる霧氷林の向こうに聳える北アルプスの光景である。手前に霧氷がはいるポイントを探し、三脚を据えて待機する。霧氷は各地で撮影できるが、こうしたスケールの大きな霧氷写真は、美ヶ原でしか撮ることができないのだ。
6時を過ぎると、北アルプスの峰々がはっきりと見えてきた。段々と紺色の空が青くなり、上からピンク色に染まっていく。モルゲンロートである。6時半、いよいよ北アルプスに朝日が当たり始め赤く染まる。手前の霧氷林に日が当たる頃には、色は消えてしまう。僅か数分だけのアルペングリューエンだが、荘厳な美しさに時が経つのも忘れてしまう・・・つづく。
霧氷と北アルプス(日の出前)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 2.5秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市 2012.11.25 6:19)
霧氷と北アルプスの夜明け(モルゲンロート)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 0.5秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市 2012.11.25 6:28)
霧氷と北アルプスの夜明け(アルペングリューエン)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/6秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市 2012.11.25 6:35)
こんばんは。
毎週いろんなところに行ってますね。
朝日に映える北アルプス、美しいです。
こんばんは。
壮大な山の冬景色、日の出前から刻々と変わっていく
荘厳な姿にその場にいられたらと思いました。
厳しい寒さも忘れて立ち尽くして見入ってしまうでしょうね。
今の私には出来ないことなので、お写真を見て感動させて頂きました。
どのお写真も素晴らしいのですが、3枚目の雪のアルプスが
赤く染まっている一瞬の美しさにジーンとしました。
撮影の大変さをいつも想像し、簡単にこのような
お写真を見せて頂いて申し訳ないような気がします。
Udagawa氏、こんばんは。
出かけない週末はないくらい、全国を飛び回っております。
自己満足の世界に浸っている道楽ですが、こうした光景を目の当たりにすると、止められません。自然は、美しい!
granma様、こんばんは。
何かに取り憑かれたように、各地に出かけては写真を撮っていますが、このような素晴らしい光景に出会いますと、趣味とはいえ、充実感があります。自然の美しさと雄大さ、そしてその大切さを学び、ひいてはホタルの保全にも役立てば良いかなと思っておりますが、美しい光景を更に写真芸術という作品に作り上げる感性と技術が足りないのが難点です。