27日、京都、「長岡京市のゲンジボタルを育てる会」の依頼でホタルの講演を行ってきた。テーマは「ゲンジボタルの人工飼育について」。昨今の環境破壊等により、かつて乱舞していたゲンジボタルの生息地が次々に減少する中、人工河川を設置して、ホタルを移動し定着させようと努力されている。そこで、ゲンジボタルの生態と生息環境の基本を再度確認していただくために90分の講演を行い、その後、現地を視察して具体的なアドバイスを行った。
折角、京都まで行くのだからと、今回、足を延ばして兵庫県まであるトンボ2種を撮影する計画を立てた。当初は、京都でホタルの講演後に兵庫まで行き、一泊して翌日の日曜日にトンボを探すつもりであったが、何と日曜日は雨の予報。ならば、天気の良い土曜日にトンボも撮っておくしかない。
26日金曜日。仕事から帰宅後の20時に自宅を出発し、中央道、名神高速、中国道、山陽道を走り、600km先の兵庫を目指した。最後のPAに午前3時に到着。夜明けまで仮眠。明るくなってから第一のポイントへ移動し、探索開始。ホタルの講演会は、14時からなので、ここでのタイムリミットは9時半・・・。いない!見つからない!時間まで粘ったが、ダメであった。どうやら、時期が遅かったようである。仕方なく、第二のポイントへ移動。ここでのリミットは11時。1時間ある。しかし、いない!見つからない!またしても、時期が遅かったようである。何とも残念無念。また、来年挑戦しようと気持ちを切り替えて京都へ向かい、無事に講演会を終える。
その後向かった先は、逆戻りして予約しておいた兵庫のビジネスホテル。天気予報が外れる事を願ったが、目覚めると雨!今回は諦めよう・・・。朝食をいただき、午前7時半に自宅目指して帰路に就いた。今回の走行距離は、1,355km。2010年7月の岩手、青森遠征に次ぐ距離であった。帰宅後のメーターは、112,300km。途中、メーターが1並びになる時があったのだが、気が付いたときには、2km 過ぎていた。またしても残念!!
写真は、今回兵庫で撮ったヒメアカネのメス。勿論、目標のトンボではない。
朝露をまとったヒメアカネのメス
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.0 1/250秒 ISO 1000(撮影地:兵庫県小野市 2012.10.27)
こんばんは。
またまた、強行軍のドライブで兵庫までいらしたのですね。
目的のトンボが撮れなくてがっかりなさったことでしょう。
でもお写真のヒメアカネ、アカネと言いながら白いのですね。
白いのかと思ったら、朝露をまとって銀色に光っていたことが
分かりました。バックの黄色とあいまってとても素敵です。
北白川に1975年まで10年程住んでいたので
長岡京はそれほど行っていないのですが
京の中心と異なりまだ自然が多く残っている良い所ですね。
でもそのあたりは近年住宅地として開発されて昆虫達には
住みにくくなって、環境破壊が進んでいるのではないでしょうか?
granma様、こんばんは。
メインは、京都でも講演会でしたが、関西にしかいないトンボも楽しみでした。しかし、結果は・・・。来年のためのロケハンと自分自身を慰めております。
長岡京市は、近くに山(竹林が多い)が迫る町でしたが、どんどん宅地開発が進んでおり、
高速道路の建設でホタルも棲みかを奪われている状況でした。ホタルのみならず、残された自然環境をとにかく保全しなければならないと痛感いたしました。