シリーズ 秋のビーナスライン その6
今回の遠征ルートでは、幾つもの池や湖があるが、選んだのは2つ、八島ヶ池と御射鹿池だ。八島湿原は、昨年12月の霧氷の季節「霧氷(八島ヶ原湿原)」に訪れているが、池は初撮影。波立ってはいたが、秋のどこまでも透き通る青い空を池面に映していた。
次は、御射鹿池。当初、立ち寄る予定ではなかったが、時間に余裕があったので行ったみた。鏡のように美しく映る、静かな水面を表現した水鏡に相応しい池である。
御射鹿池には過去に4度訪れている。1度目は、まだ御射鹿池があまり知られていない20年前。明治温泉に行った時に通り過ぎただけだが、その時に「なんて美しい池なんだ、いつかゆっくりと来て見たい。」と思っていた。そして、一昨年の初夏、写真を撮りに訪れた。それが2度目、新緑の季節の「御射鹿池」、3度目は冬の季節の「初冬の水景」、4度目は紅葉の季節の「秋の御射鹿池」。
5度目となる今回は、また紅葉の季節を選んだ。昨年の絵に満足できなかったからである。いつもは早朝だが、今回は午後。柔らかい日差しと雑踏に包まれながら、色づき始めた木々を映す水鏡は、開発計画の波に揺れることなく、20年前と同じ美しさであった。つづく・・・
八島ヶ池
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F18 1/10秒 ISO 100(撮影地:長野県下諏訪町 2012.10.20 10:51)
紅葉の御射鹿池
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/10秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県茅野市 2012.10.20 14:03)
紅葉の御射鹿池
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F18 0.8秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県茅野市 2012.10.20 14:05)
こんばんは。
八島ケ池の、青い色、手前のススキがあることで一層
美しく見えますね。
御射鹿池にいらっしゃったのですね。
黄葉と池の面の緑、そして中間の明るい緑が
呼応してとても素敵です。
「雑踏」と書かれていますが、気候が良い時の
昼間なので大勢の人が来ているのですね。
こんばんは。
granma様より、一週間ほど遅く訪れただけですが、紅葉が随分と進んでいました。秋の深まりのスピードは、早いのですね。
この時は、観光バスが何台も来ました。皆さん、思い思いに写真を撮ったり、写生をしたりと御射鹿池の魅力を堪能されていました。
もう一度、新緑の季節に行きたいと思います。
これから、兵庫県にトンボの写真を撮りに、そして京都にホタルの講演会に行ってきますので、ビーナスラインのつづきは、日曜日以降に掲載いたします。
青い水面と緑の水面。
すばらしい水鏡ですね。
満足いく写真になったのではないでしょうか。
多摩NTの住人様、こんばんは。
「美しい風景」と思う場所を、一番美しく撮るのが目標ですが、その瞬間に出会うのは難しいです。出会ったとしても、それを表現する技術も足りません。この、鏡のような2つの池。きっと、もっと美しい瞬間があるに違いありません。