9月22日、秋のトンボを求めて長野県の八千穂、湯の丸、上田と遠征したが、標高1,600m以上の所は、ほんの少しではあるが紅葉が始まっていた。麓では、稲刈りの真っ最中。沿道ではコスモスが風に揺れて、信州は秋の気配が漂っていた。東京も残暑・猛暑は終わりに近い。同時に昆虫の季節も去っていくわけだ。もうしばらくは、トンボ等の秋の昆虫を撮影したいと思うが、そろそろ「なおざり」である自然風景の撮影にシフトしていきたい。この秋は、今まで訪れたことのない場所に行く予定だ。
写真は、エノコログサとススキだが、西日の逆光で輝く様が美しかった。東山魁夷画伯の言葉に「こんなにも美しい風景を見たであろうか。おそらく、平凡な風景として見過ごしてきたのにちがいない。」とある。私も、もっと感性を磨いて美しい風景を切り取っていきたい。
エノコログサ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/800秒 ISO 200(撮影地:長野県上田市 2012.09.22)
ススキ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/2500秒 ISO 200(撮影地:長野県上田市 2012.09.22)
こんにちは。
エノコログサやススキの写真が秋の風情でとても良いですね。
植物の写真は逆光で撮ったほうが綺麗ですが、なかなか難して、私は上手くいかない時のほうが多いです。
画伯の言葉には共感しますね。平凡な風景として見逃すことなく、感性を磨いていきたいです。
こんにちは。
輝くエノコログサ、風にそよぐススキ、秋の気配が感じられて素晴らしいです。
どんなありふれた草、花、木々も素敵な感性をもってとらえれば
素晴らしい絵や写真になるのですよね。
感性はもって生まれたものと半分あきらめていたのですが、
風景写真家の竹内敏信先生の本の中に
被写体を通してののものの見方、空間処理、色に対する感じ方等、
すべてが自らの感性を磨く要素となります」とありました。
このことを頭に入れて私も撮り続けていきたいと思っています。
多摩NTの住人様、こんばんは。
まだ紅葉には早いのですが、どこにでもあるエノコログサにも風情を感じる季節になりましたね。この秋は、決めた目標を追い続けるだけでななく、ゆっくりと野山を散策し、眼を養いたいと思います。
granma様、こんばんは。
竹内敏信先生のお言葉、その通りですね。
私は、いつも直感だけで撮っていて、被写体を通してののものの見方、空間処理、色に対する感じ方等、ほとんど考えたこともありません。
豊かな感性を持ちつつ、次は、それをいかに写真に写すかというテクニックを学ばないといけないようですね。反省です。