シリーズ「宮古島の自然と昆虫」最終回
ミヤコマドボタル(Pyrocoelia miyako Nakane, 1981)は、ホタル科マドボタル属で、宮古列島(宮古島、下地島、伊良部島、来間島、池間島)にのみ生息する固有種であるが、昨今の宅地開発等により生息地そのものが減少し、ホタルも減少傾向にある。環境省カテゴリでは準絶滅危惧(NT)にランクされ、都道府県のRDBでは、沖縄県において準絶滅危惧種に指定されている。
ミヤコマドボタルの生態や生息環境などは未知の部分が多く、今後の沖縄県立宮古高等学校 生物部の研究に期待し、保全が進むよう願いたい。
この記事においては、ミヤコマドボタルの写真枚数を控えたので、その他の写真は、こちら 様々なホタルの写真をご覧いただきたい。また、ミヤコマドボタルに関する調査報告結果は、こちらミヤコマドボタルをご覧いただきたい。
発光するミヤコマドボタル
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F2.8 15秒 ISO 3200(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)
ミヤコマドボタル
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)
発光するミヤコマドボタルの幼虫
Canon EOS 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F5.6 1/60秒 ISO 6400(撮影地:沖縄県宮古島市 2012.09.08)
こんにちは。
ミヤコマドホタルの説明と生息地を見ましたが
河川のないところにいるのに驚きました。
ホタルは川や田んぼ等にいるものだとばかり思っていたので・・・
宅地開発等によって生息数がこれ以上減らないよう、
宮古島高校の皆さんにホタルの保護に努力してほしいと
思っています。
ミヤコマドボタルの幼虫も見られてよかったですね。
メスの成虫の写真は初めて見ました。
ヤエヤママドボタルの幼虫と似ていますが、各節の黄色い縁取りの入り方が違うようです。
granma様、こんばんは。
ホタルは、国内に45種類、世界には2,000種類以上いますが、川や田んぼ等にいる方が珍しいんです。世界で、10種類だけなんです。
ミヤコマドホタルは、ゲンジやヘイケとは、全然違った光り方ですが、とても綺麗でした。
これからも、棲んでいる環境が保全されることを祈りたいですね。
Udagawa氏、こんばんは。
ミヤコマドボタルの幼虫は、数百という単位で発光していて、荘厳な感じでした。
メスは、私が行く数日前に林道で見つけたそうなのですが、私が見た時には残念ながら死んでしまっていました。初めて見た時は、その大きさに驚きました。巨大です!
こんばんは。宮古高校の川端です。先日は大変お世話になりました。
掲載されている写真を拝見するたびに、古河先生との思い出が鮮明によみがえってきます。
私にとって古河先生と行動をともにした2日間は、本当に素晴らしい日々でした。ミヤコマドボタルについて調べたいことが山のように溢れ出て、どれから研究しようか日々考えているところです。
これからも宮古高校生物部で、ミヤコマドボタルについての調査や研究を継続して行っていきたいと考えております。あの素晴らしい輝きを絶やしてはいけないと強く思いました。
ミヤコマドボタルについて何か分かりましたら、また報告させていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
川端先生、コメントありがとうございます。
こちらこそ、大変お世話になり心より御礼申し上げます。今後ともよろしくお願いします。 2日という短い間ではありましたが、私も多くの事を学び、ホタルに対する愛情が更に湧いて参りました。どうぞ、分からないことがございましたら、遠慮なくご質問ください。また来年、個人的にお伺いさせていただきたく存じます。
皆様のご健康と研究の発展をお祈り申し上げます。