オオヤマトンボ(Epophthalmia elegans)は、濃い緑色の金属光沢のある胸に黄色いスジ、そして緑の美しい複眼が特徴であるエゾトンボ科のトンボである。 コヤマトンボに似ているが、体長は約80mm~90mmで一回り大きい。生息環境もコヤマトンボは流れの中流域、オオヤマトンボは溜池等の止水域なので、区別は容易である。
佐久市の溜池では数頭のオオヤマトンボが池を周回しながらパトロールしていたが、時折り、数回水面に体当たりしては、山林の中へ飛んでいくという行動が見られた。どうやら、「水浴び」をしているようである。かなりの水しぶきをあげる豪快なものである。山林の中へ飛んでいったオオヤマトンボを追いかけると、枝に止まっているのを見つけた。飛翔の様子はオオヤマトンボ(飛翔)で撮影しているが、静止の様子をアップで撮ったのは初めてである。この個体は、かなり成熟しており、胸部の緑色の金属光沢は赤銅色になっている。
オオヤマトンボが周回する溜池では、タカネトンボ(Somatochlora uchidai)も飛んでいた。エゾトンボ科のグリーンの複眼は、ヤンマ科とは別の美しさがある。
オオヤマトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:長野県佐久市 2012.08.25)
オオヤマトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:長野県佐久市 2012.08.25)
オオヤマトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:長野県佐久市 2012.08.25)
タカネトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/250秒 ISO 320 ストロボ使用(撮影地:長野県佐久市 2012.08.25)
タカネトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/250秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:長野県佐久市 2012.08.25)
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