ゼフィルス(Zephyrus)は、ギリシャ神話の西風の神ゼピュロス(Zephyros)が語源となっている樹上性のシジミチョウの一群(ミドリシジミ族)の呼称で、その撮影が、今年の大きな目標の1つであった。天候と休日、発生時期のタイミングから、出会うことさえ叶わなかった種類や、撮影そのものの難易度の高さから証拠程度の写真しか撮れなかった種類もあるが、昨年と今年で、13種類のゼフィルスを写真に撮ることができた。ここで、ミドリシジミ族の分類と撮影した種類をまとめてみた。
今後、これら全種類を撮影することは、課題も多く不可能であるかも知れないが、1種類でも多く、そして撮影済みの種類でも証拠程度のものは、綺麗な写真が撮れるよう来年以降も挑戦したい。
ミドリシジミ族(Theclini)
ウラキンシジミ属(Ussuriana)
- ウラキンシジミ(Ussuriana stygiana)
ウラゴマダラシジミ属(Artopoetes)
- ウラゴマダラシジミ(Artopoetes pryeri)
チョウセンアカシジミ属(Coreana)
- チョウセンアカシジミ(Coreana raphaelis)
ムモンアカシジミ属(Shirozua)
- ムモンアカシジミ(Shirozua jonasi)
オナガシジミ属(Araragi)
- オナガシジミ(Araragi enthea)
- ウスイロオナガシジミ(Antigius butleri)
ミズイロオナガシジミ属(Antigius )
- ミズイロオナガシジミ(Antigius attilia attilia)
アカシジミ属(Japonica)
ウラミスジシジミ属(Wagimo)
- ウラミスジシジミ(Wagimo signatis)
ウラクロシジミ属(Iratsume)
- ウラクロシジミ(Iratsume orsedice)
ミドリシジミ属(Neozephyrus)
- ミドリシジミ(Neozephyrus japonicus japonicus)
メスアカミドリシジミ属(Chrysozephyrus)
- ヒサマツミドリシジミ(Chrysozephyrus hisamatsusanus)
- アイノミドリシジミ(Chrysozephyrus brillantinus brillantinus)
- メスアカミドリシジミ(Chrisozephyrus smaragdinus smaragdinus)
キリシマミドリシジミ属(Thermozephyrus)
- キリシマミドリシジミ(Thermozephyrus ataxus)
オオミドリシジミ属(Favonius Sibatani & Ito, 1942)
- ウラジロミドリシジミ(Favonius saphirinus)
- クロミドリシジミ(Favonius yuasai)
- オオミドリシジミ(Favonius orientalis orientalis)
- ジョウザンミドリシジミ(Favonius taxila taxila)
- ハヤシミドリシジミ(Favonius ultramarinus ultramarinus)
- ヒロオビミドリシジミ(Favonius latifasciatus)
- エゾミドリシジミ(Favonius jezoensis jezoensis)
フジミドリシジミ属(Sibataniozephyrus Inomata, 1986)
- フジミドリシジミ(Sibataniozephyrus fujisanus fujisanus)
ミドリシジミ
ジョウザンミドリシジミ
ハヤシミドリシジミ
キリシマミドリシジミ
ウラゴマダラシジミ
ミズイロオナガシジミ
オナガシジミ
ウスイロオナガシジミ
アカシジミ
ウラナミアカシジミ
チョウセンアカシジミ
クロミドリシジミ
ウラクロシジミ
初めまして。
「Zephyrus」というのは高校1年生の時に図書館で借りた図鑑に載っていたのを見つけて以来、気になる存在です。
その本で一番きれいだったのが「キリシマミドリシジミ」でした。
なので、鹿児島に出張があると「霧島神宮」に足を運ぶのですがなかなか見つかりません…
それでも、今年は「オオミドリシジミ」を見つけました。
こんにちは。
素晴らしいコレクションになりましたね。
ホタルさんの情熱と探究心、行動力に感服しております。
これからもこれらと長く出会えると良いですね。
多摩NTの住人様、こんばんは。
多摩NTの住人様の植物図鑑に比べたら足元にも及びません。
生態を理解し、綿密なロケハンを欠くことなく、
来年も懲りずに撮り続けたいと思います。
take1さん、初めまして。
拙いブログにお越しくださいましてありがとうございます。
ゼフィルスは、遠い存在と思っておりましたが、
少しずつ撮影できるようになってまいりました。
でも、キリシマミドリシジミは手ごわい相手でした。
来年こそは、その美しい姿を大きく写したいと思います。
どうぞ、今度ともよろしくお願いいたします。