トウキョウヒメハンミョウ(Cylindera kaleea yedoensis)は、タマムシと並んで日本で最も美しい甲虫と言われる ナミハンミョウの仲間だが、こちらは地味な暗銅色で、体長も小さく、8mm~10mmほどである。平地から低山地の林縁や都市公園、人家の庭などにも棲息しているが、私は初見、初撮影である。国内の分布はかなり局地的で、東京近郊と静岡、北九州のみで見られる。 ちなみに、学名の亜種名にある「yedoensis」は、「江戸」に由来する。また、名前に「トウキョウ」と付く昆虫は、このトウキョウヒメハンミョウ以外では、ハエとカミキリの仲間に1種類ずついるだけである。
トウキョウヒメハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F11 1/80秒 ISO 3200(撮影地:東京都大田区 2012.07.22)
トウキョウヒメハンミョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F11 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都大田区 2012.07.22)
トウキョウヒメハンミョウの撮影場所
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/500秒 ISO 200(撮影地:東京都大田区 2012.07.22)
私は、フルート吹きだから音楽を聴くのも好きだ。家のステレオにはBOSEのスピーカーが付いていてご機嫌なのだが、チャイコフスキーやビートの効いたブラス・サウンドなどを音量を上げて聴けば、家族から「うるさい」と叱られるからヘッドホンで聴くことが多い。しかし、週末に写真撮影で出かける車内は、心おきなく音楽に浸れる唯一のリスニング・ルームだ。古い車だからCDは付いておらず、カセット・テープが活躍していたのだが、何と故障してしまった。直すべきか・・・
調べてみると、「FMトランスミッター」という便利なものがあった。フラッシュメモリーに保存してある音楽をFM電波で飛ばして、カー・ステレオで聴くことができるのである。試してみれば、MP3に圧縮してあるから多少薄っぺらい音質だが、十分満足できるレベルで、カセット・テープに変わるドライブの必需品となっている。これからの時期は、「達郎サウンド」がサイコーだ。
さて、今日も昨日に続き、曇り時々霧雨で気温21℃という最悪の天候だ。とりあえず、ある昆虫を探しに出かけてはみたものの、本命は見つからず、シャッターを切ったのは、たったの6回。往復の2時間は、どっぷりと音楽に埋もれ、天候への苛立ちを静めたのは言うまでもない。こんな日は、 DALIDA & ALAIN DELON の PAROLES PAROLES や 「ひまわり」などの映画音楽に癒される。今日の本命は、また来年に探すとして、次週末の遠征に備え、天気が良いことと目指す美しい虫たちに出会えるように祈ろうと思う。
こんばんは~。
まだ見ぬ昆虫です。
ハンミョウといえば七色のボディを思い浮かべますが、
これはこれで渋いですね。
達郎ファンでしたか。
私も昔はよく聴きました。
私のドライブのお供は高中正義です。
うっすさん、こんばんは。
最初から諦めモードで出かけたのですが、
やはり、天候のせいか或いは場所が違うのか、
本命には出会えませんでした。
かわりに、トウキョウヒメハンミョウ。
たまたま葉の上にいるのを見つけて撮りました。
都民としては、押さえておきたい1種ですが、
ただ、半分ヤケクソです。