カワトンボ属は、以前はニシカワトンボ、ヒガシカワトンボ、オオカワトンボに分けられていたが、最近のDNAによる系統学的研究によって、ヒガシカワトンボとオオカワトンボを同一種としてまとめた。また、更に日本蜻蛉学会の標準和名検討委員会においてこれらの和名が改められ、ヒガシカワトンボ(オオカワトンボ)をニホンカワトンボ、カワトンボをアサヒナカワトンボと称するようになった。
さて、掲載のカワトンボはニホンカワトンボ(Mnais costalis)と同定した。翅の色は橙赤色で、他に淡いオレンジや無色のタイプもいる。未成熟な個体は、体がメタリックな青緑色をしているが、成熟すると写真のように青白い粉で覆われる。撮影した山梨県では指定はないが、東京都では、絶滅危惧ⅠB類、また東京を含む15の都道府県で絶滅危惧種に指定されている。
ニホンカワトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 3200(撮影地:山梨県北杜市 2012.06.23)
ニホンカワトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 3200(撮影地:山梨県北杜市 2012.06.23)
ニホンカワトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 3200(撮影地:山梨県北杜市 2012.06.23)
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