当初、ホソミイトトンボとして掲載したが、Usubaki 様、ふがっくす様よりご丁寧にご指摘を頂戴し、オゼイトトンボと改めた。
オゼイトトンボ(Coenagrion terue)は、昨年、尾瀬で撮影したが、
今回は、福島県の中央に位置する猪苗代湖の西岸から約1キロメートルにある赤井谷地での撮影。
オゼイトトンボは、日本固有種で、北海道(中央から南の地域)と本州(新潟、長野、群馬、栃木、茨城の各県より北の地域)に分布し、
撮影したオゼイトトンボは、まだ色も薄く未熟個体のようだ。しばらく赤井谷地に隣接する植物群落付近で過ごし、成熟すると羽化水域に戻るのだろう。
赤井谷地は、標高が525mと比較的低標高であるが、日本では珍しい陸化型高層湿原であり、自生する植物199種のうち、
36種もの植物がサハリンと共通する亜寒帯植物であると報告されている。しかし昨今、乾燥化(草原化)進んでおり、トンボをはじめとする
水生昆虫の種類が減少傾向にあるようだ。
オゼイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 400(撮影地:福島県会津若松市 2012.06.30)
オゼイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400(撮影地:福島県会津若松市 2012.06.30)
オゼイトトンボ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 500(撮影地:福島県会津若松市 2012.06.30)
こんにちは
いつもながらクリアな描写ですね。
間違いなくホソミイトのようです。
ここはアマゴイルリを撮りに行ったことがありますが、ホソミが生息しているとは驚きました。
y-kuniさん、こんばんは。
写真は、慌てて撮ったものですから、証拠程度のものになってしまいました。
先ほど、y-kuniさんのお写真500点をゆっくりと拝見させていただきました。
ピントも背後のボケも申し分ないですね。
私が撮っていない種類もあり、羨ましいです。
NikonとCanonでは、写真の質が違いますね。私は、Canonには満足できません。
初めまして。ふがっくす@福島県と申します。
赤井谷地のトンボの写真はホソミイトトンボではなくオゼイトトンボです。腹部第2節背面の黒斑紋がワイングラス型であることからもわかります。他に腹部第10節も写真では黒くなっています。ブログを拝見しますと、これまでにもオゼイトトンボやホソミイトトンボを撮影されているようですので、ご確認よろしくお願いします。
はじめまして。
いつもブログを拝見しているトンボ愛好家です。美しい写真、感嘆しながら拝見しております。
福島からホソミイトとの情報に驚きました。しかしながら、今回のお写真を拝見したところ、すべてが完全にオゼイトトンボ(若い♂)の特徴を有しています。
体型、斑紋(特に第2節背面のワイングラス型斑紋は、オゼイトトンボであることを示す最大のサインです)、尾部付属器などがそうで、ホソミイトトンボに当てはまる要素は見受けられません。
赤井谷地周辺は、古くから知られたこのトンボの産地でもあります。
ふがっくす様、初めまして。
このたびはご指摘頂きまして、御礼申し上げます。
撮影した時は何気なく撮っていまして、帰宅後に写真から種類を調べたのですが、
よく調べなければなりませんね。安易でした。
Usubaki様、初めまして。
拙いブログをご覧いただき、またご丁寧なご指摘をいただき、心から感謝申し上げます。
安易に記事としてしまいましたことを反省しております。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
こんばんは
オゼイトトンボでしたね。
確かに2節目のワイングラス型斑紋は、オゼイトトンボの特徴でした。そういえば、ここではアマゴイルリの他にもエゾイトトンボも見たような記憶がありました。
体系からホソミとあやまって判別してしまいました。
とても良い勉強になりました。
y-kuni様、こんばんは。
安易に記事にしてしまい、お恥ずかしい限りです。
また、間違いに対して、すぐにご指導いただけて嬉しくも思っております。