今年は、平地性及び山地性のゼフィルスを1種類でも多く、そして、極めて美しい開翅姿の撮影を大きな目標としている。ゼフィルスとは、樹上性のシジミチョウの一群(ミドリシジミ亜科)の呼称である。梅雨の時期と発生が重なるため、週末写真家にとっては悔しい日々が多いが、是が非でも撮りたいチョウである。
先日、その願いを1つ叶えることができた。里山の小川脇を探索していると、3本の大きな栗の木があった。まだ、花が咲いていないのでチョウの姿はなかったが、小川の対岸に茂る木々の上をチラチラと飛ぶ2頭の白いチョウが見えた。翅の表が青くも見える。何という種類だろうか?5分ほど待っていると、2m先の葉上に止まった。ウラゴマダラシジミである。初見、初撮影である。ウラゴマダラシジミ(Artopoetes pryeri)は、シジミチョウ科のチョウで平地性のゼフィルスの仲間である。食樹はイボタ類で、イボタ類が自生する川沿いなどで見られる。翅裏は灰白色で、縁に沿って2列の黒紋列があり、翅表は暗褐色で紫青色の大きな紋がある。しばらくすると、翅を開き、紫青色の美しい姿を見せてくれた。1分ほどで飛び立つが、また同じ場所に戻ってきては翅を開いた。
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ウラゴマダラシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1000(撮影地:東京都青梅市 2012.06.10)
ウラゴマダラシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 1250(撮影地:東京都青梅市 2012.06.10)
ウラゴマダラシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1000(撮影地:東京都青梅市 2012.06.10)
ウラゴマダラシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 800(撮影地:東京都青梅市 2012.06.10)
ウラゴマダラシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 1000(撮影地:東京都青梅市 2012.06.10)
ウラゴマダラシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/250秒 ISO 500(撮影地:東京都青梅市 2012.06.10)
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