クマバチ(熊蜂 Xylocopa appendiculata circumvolans)は、ミツバチ科クマバチ属に属するハナバチだ。ずんぐりした体形で、体と翅が黒いが、胸部の毛は黄色いのでよく目立つ。クマバチというと、怖いイメージがあるが、これは誤解である。メスは、巣に近づいたり脅かしたりすると刺してくるが、オスは至って温厚な性格だ。「ブーン」という羽音に恐怖を覚えるが、針を持っていないので刺すことはない。気を付けなければならないのは、スズメバチだ。スズメバチをクマンバチと呼ぶことがあり、アレルギー体質の方などは、スズメバチに2回刺されたら、アナフィラキシーショックで死に至る場合もあるらしい。クマバチとクマンバチは別で、クマバチはそれほど恐れる必要はない。
写真は、メスを待つために縄張り内の低空をホバリングしているところだ。ロシアの作曲家、リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」(Flight of the Bumblebee)の曲調とは違って、実際は、のんびりとしたクマバチである。私が動くと近づいてきて、一周しては戻っていった。
クマバチ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/2000秒 ISO 200(撮影地:東京都日の出町 2012.5.26)
クマバチ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200(撮影地:千葉県いすみ市 2012.5.05)
クマバチ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/640秒 ISO 200(撮影地:千葉県いすみ市 2012.5.05)
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