アオバセセリは、昨年の5月に撮影しているが、その写真は、アオバセセリ本来の色が表現できていないものだった。それは、吸蜜していたヒメウツギが白いためにアオバセセリの露出がアンダー気味になってしまったのが原因である。今回、アオバセセリらしい色合いを写すべく、再度昨年と同じ場所で待機して撮影した。
待機して1時間ほど経過すると1頭のアオバセセリがやってきた。今回は、ストロボを補助光として使用して撮影。猛スピードでヒメウツギの花を移動し、一ヶ所にじっとしていない。構図など決める余裕はなく、また、ストロボ使用のため若干平面的な写真になったしまったが、アオバセセリ本来の色合いを写すことができた。
偶然に羽ばたいている瞬間が写っていたが、少しだけ見える翅表は、濃いブルーで美しい。その写真を撮って見たいが、アオバセセリが大人しく開翅することはあるのだろうか?
こうして写真に撮ってみると、アオバセセリの触角は結構長く、吸蜜する時は、その触角を花に添えていることが分かる。肉眼では観察できないことが、写真に撮ってみて初めて分かることは多い。
アオバセセリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
アオバセセリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 250 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
アオバセセリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
アオバセセリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
こんばんは。
アオバセセリの羽の色、本当に美しいですね。
ストロボを使って撮られたとのこと。
先日テレビで昆虫写真家の方がストロボを使って
いらしたのを見て、ちょっとびっくりして
こういう撮影の仕方があるのだなぁと思っていました。
チョウはジッとしていなくて動きがとても速いのに
綺麗に撮られていてさすがだなと思いました。
granma様、こんばんは。
ストロボを使うのは、時と場合、被写体によります。
アオバセセリは、ヒメウツギが白いので、自然光では露出がアンダーになってしまうので使いました。
トンボのヤンマなどは、きれいな複眼の色を出すためにストロボを使います。
ただ、虫も驚きますので、ストロボは弱めにし多用はしません。
お花は、やはり自然光で撮影するのが一番きれいですね。
アオバセセリは、きっと吉祥寺滝のヒメウツギにも訪れていたと思います。