頑なに翅を閉じて開かないトラフシジミだが、今回、ようやく翅表を撮ることができた。
午前8時からヒメウツギに吸蜜に訪れたトラフシジミは、1つの花の上に止まると、数分は動かずに吸蜜し、その後歩いて隣の花へ移動する。時折、飛び立っては別の枝へ移動して、同じような行動をしていた。1時間ほど経過すると、吸蜜の後、葉の上に止まる個体が現れた。そうした個体は、しばらくじっとしているが、その後、体を横に倒し、体全体で日光を垂直に浴びる。そして、体を起こすと徐々に翅を開くのである。その数十秒後には飛び立ってしまうが、普段、見ることのない、青く美しい翅表を観察し、撮影することができた。
春型のトラフシジミの翅表の色は薄く、翅裏の虎斑模様が透けて見えるが、夏型は深いコバルトブルーと言われているから、次は、夏型のトラフシジミの開翅を撮影したい。
トラフシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 320 +1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
トラフシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320 +1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
トラフシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 500 +1/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
トラフシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 640(撮影地:東京都あきる野市 2012.5.12)
こんばんは~。
おー、いいなー。
まだまともに撮ることさえできていないトラフシジミの開帳とは!
今度の日曜に探しに行ってみようと思います。
春型の翅表も美しいですが、夏型はコバルトブルーですか。
それはぜひとも見てみたいですね。
うっすさん、こんばんは。
トラフシジミの開翅写真は、今年の大きな目標の1つでしたので、とりあえず達成しました。
場所や天候、その他条件が違えば開翅条件も異なるとは思いますが、撮影した場所では、
記載した内容で、美しい翅表を見せてくれました。
この調子で、今年はミドリシジミをはじめとするゼフィルス類を狙いたいと意気込んでおります。