ハンノキやヤナギが茂る草ぼうぼうの湿地内を歩くと、2頭のサラサヤンマの羽化に出会った。5月上旬の湿地は、サラサヤンマの羽化の最盛期である。
羽化したサラサヤンマは、この後、雑木林内で一ヶ月ほど過ごし、6月になると湿地に戻ってきて繁殖活動を行うが、不思議なのは幼虫の生態で、草に覆われた湿地内の、僅かに水の溜まった場所で、泥の上に落ち葉が堆積したような所で生活しているようであるが、まだ、詳細に解明されてはいない。
サラサヤンマは、東京都多摩西部では、谷戸の湿地に生息しているが、環境そのものの消失により減少傾向にある。東京都では絶滅危惧ⅠB類にランクされているヤンマである。
サラサヤンマの羽化
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/400秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.30)
サラサヤンマの羽化
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F3.5 1/640秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.30)
サラサヤンマの羽化
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 800(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.30)
サラサヤンマの羽化
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 640(撮影地:東京都あきる野市 2012.4.30)
こんばんは~。
羽化したての翅が、セロファンのようですね。
この子も見てみたいなぁ。
うっすさん、こんばんは。
サラサヤンマは、6月になると湿地に戻ってきます。
ミドリシジミがいる場所なら、たいてい生息しています。
ホバリングの名手ですから、飛翔写真も楽しめますよ。