ホタル講演会までの空き時間に岐阜県揖斐郡を流れる揖斐川の河川敷を散策した。何種類かのチョウが飛んでいたが、一番目立ったのは、ジャコウアゲハ(Atrophaneura alcinous)である。食草であるウマノスズクサは、河川敷や土手に多いので、必然的にジャコウアゲハも多い。過去にメスは何度も撮影したが、今回、初めてオスも撮ることができた。アゲハチョウ科で、ここまで雌雄の違いがはっきりしているのは、ジャコウアゲハだけである。
散策を続けていると、何とホソオチョウ(Sericinus montela)が飛んでいるのを発見。昨年、埼玉県で撮影したが、岐阜県で見るとは驚きである。ホソオチョウは、中国や朝鮮半島に生息するが、人為的放蝶により日本で繁殖している外来種で、食草はジャコウアゲハと同じウマノスズクサである。
ジャコウアゲハ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/640秒 ISO 200(撮影地:岐阜県揖斐郡大野町 2012.4.28)
ジャコウアゲハ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/800秒 ISO 200(撮影地:岐阜県揖斐郡大野町 2012.4.28)
ホソオチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 200(撮影地:岐阜県揖斐郡大野町 2012.4.28)
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