午前3時半に起床し、4時に出発。段々と日の出が早くなってきたので、近場と言えども早起きしなければならない。木下沢梅林に午前5時に一番乗りで到着したが、気温は2℃で寒い! 震える手でスタンバイ。日の出は5:28だが、まだ暗い時間に撮っておきたい写真があった。それは、水彩で描いた日本画のような梅である。
梅は、山肌に咲き誇る梅全体を色彩豊かな風景として撮るのは楽しいが、近寄って撮るのは苦手である。過去に何度も撮ったが、なかなか絵にならない。それならば、日本画的写真ならどうだろう。被写体によっては、写真そのものでも天候、時間によって日本画的な印象を持つ写真になるが、今回は、苦手な梅の木を水彩で描いた日本画そのものに近付けたい。しかし、どう撮ったらよいのか? 実験的に、夜明け前の暗い時間に、ストロボを併用したバルブ撮影による長時間露光を試みた。これだけでは、ホタルの発光する様子をマクロ撮影するのと同じだが、これにソフトフォーカスになるように一工夫した。撮影した3枚は、合成ではなく1ショットである。特殊なフィルターは使ってはいないし、パソコンでのレタッチもしていない。満足のいくものではないが、少しだけイメージに近い絵になったと思う。
白梅
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
バルブ撮影 F1.4 7秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)
白梅
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
バルブ撮影 F16 9秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)
白梅
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
バルブ撮影 F13 6秒 ISO 200 ストロボ使用(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)
こんばんは~。
おー、こいつはすごい!
ホント、日本絵画のようです。
解説読まなかったら、写真とは思わないでしょう。
ホタルさんのアイデアには驚かされます。
お誘い、ありがとうございます。
喜んでお供させて頂きます。
前日の4/14でもOKですよ。お任せします。
温かい日だといいですねぇ。
最後の心臓破りの階段、登れる自信が無いですが^^;
うっすさん、こんばんは。
昆虫の生態写真は、被写体を正確に写すことが大切ですが、
風景などは、こうした手法で写すのも写真の面白さかなと思います。
まだ、実験段階なので色々試行錯誤しながら、また撮りたいと思います。
こんばんは。
素晴らしいお写真ですね。
絵画のようでカメラで撮影したとは思えません。
この様な撮り方は難しいのでしょうね。
合成でもなく、フィルターも使用せず、レタッチも
していないなんて信じられません。
和紙に印刷したら本当の日本画のようになるでしょうね。
こんにちは。
これはまた見事な作品ですね。
実験大成功といった感ではないでしょうか。
日本画を見る機会はあまり無いので詳しく知りませんが、今、日経新聞の長谷川等伯の連載小説を毎日読んでいます。
新しいものに挑戦していく姿が、ホタルさんとダブりました。
granma様、こんばんは。
この写真の撮り方は難しいというよりも、かなりいい加減な方法で、
とりあえずやってみよう程度のものでした。
あくまでも実験的な手法なので、これから確立させて、
ちゃんとした絵になるようにしたいと思います。
多摩NTの住様、こんばんは。
もっと枝ぶりの良い木を選ぶべきだったと後悔しています。
日本画芸術を軽んじる絵になってしまいましたが、
これからも色々と研究して、日本画的風景を撮りたいと思います。