春は名のみの 風の寒さや・・・早春賦(作詞:吉丸一昌/作曲:中田 章)の一節だ。立春はとっくに過ぎ、今日は桃の節句。しかし、春は名ばかりで、まだまだ風は冷たい。気象庁は1日、この冬(12~2月)は沖縄を除き、6年振りに全国的な寒冬となったと発表した。春の訪れも遅いようで、梅が咲いているところはまだ少ない。この天候気候では、予定を変えざるを得ない。
前日が雨で翌日は晴れ。気象情報では、長野や山梨に濃霧注意報が出ている。こんな時は、素晴らしい霧氷が見られるに違いない。しかしながら、タイヤチェーンが壊れたままであるから断念するしかない。それならば、ノーマルタイヤで行ける所に小遠征である。午前3時に起床。3時間半の睡眠では流石にキツイ。土日の寝坊癖が付いた一ヶ月でもあり、しばし葛藤の時間が流れるが、何とか予定通りに山梨県甲州市の柳沢峠を目指して出発した。中央道勝沼ICからフルーツライン経由で国道411号線を進む、いつものコース。夜明け前のまだ暗い道を登ると、大菩薩の湯を過ぎた頃から濃霧になった。20m先までしか見えない。しかし、標高1,000mを越えると霧は晴れて、空も明るくなってきた。午前5時半、標高1,472mの柳沢峠茶屋に到着。気温マイナス2℃。それほど寒くはない。辺りを見渡すと、木々が白い。霧氷か?良く見ると白ではなく透き通っている。「雨氷」である。
この雨氷は、昨日の冷たい雨が樹木に付着した衝撃で瞬時に凍結して氷の結晶となったものだ。遠くから眺めれば霧氷のように白く見えるが、近寄ってみると透き通った氷だ。冷たい感じはするが、何となく春を予感させる光景であった。
雨氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/4秒 ISO 100(撮影地:山梨県甲州市/柳沢峠 2012.3.3)
雨氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/40秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:山梨県甲州市/柳沢峠 2012.3.3)
こんにちは。
立春も過ぎ、3月のに雛の節句藻終わったのに
まだまだ寒いですね。
雨氷という言葉を初めて知りました。
樹氷や霧氷と違った趣きがあり、枝についた透きとおった
氷は
シャンデリアのように綺麗ですね。
一昨年だったか野鳥の森公園で撮った木の枝についた
小さな氷は雨氷だったのかもしれません。
冬が終わる前兆なのでしょうか?
こんばんは~。
ご無沙汰です(^_^;)
雨氷という現象は初めて知りました。
霧氷、樹氷とはまた違う現象なんですね。
水というか、氷というか、気候、地域、条件などでいろんな姿に変えるんですね。
しかし、春が待ちどうしいですね。
鳥さんも今年は不作。
早く昆虫たちに会いたいです。
granma様、こんばんは。
雨氷は、シャンデリアのよう・・・本当にそのような感じでした。
ガラス細工のように壊れやすい輝きが魅力的でした。
不思議と隣の木には雨氷がついていませんでしたので、
雨ではなく、水滴の粒が大きい霧によるものかも知れません。
うっすさん、こんばんは。
雨氷は私も初めて見ましたが、霧氷とは違った輝きはありました。
雨氷の付く原理は、勉強不足で詳しいことは分かりませんが、
普段は見ることのないものに出会うとうれしいです。
昆虫の季節が待ち遠しいですね~。
こんにちは。
雨氷という言葉があるんですね。
とても綺麗な写真です。
いつもながらの強行軍で、その行動力に驚きです。
多摩NTの住人様、こんばんは。
一か月ぶりの小遠征でした。今回の早起きは、かなりきついものがありました。
寝てしまうと、起きるのがつらくなる季節。これからは、寝ないで出発して、
現地で仮眠するスタイルに変更しようと思います。