霧ヶ峰の霧氷撮影から一カ月ぶりにカメラを持っての外出である。この時期ならではの生き物を探しに、マクロレンズを付けて都内の山中に向かった。目標とする生き物は見つからなかったが、代わりにナガレタゴガエルに出会った。
ナガレタゴガエルは、2年前の3月に記事を掲載しているが、今回は、産卵前の抱接ペアである。ナガレタゴガエル( Rana sakuraii Matsui et Matsui, 1990 )は、1978年に東京都奥多摩の日原川で発見され、 1990年に新種として記載された、世界的にも珍しい渓流性のアカガエルの仲間である。東京都内では、多摩川、秋川、浅川の各支流源流部に広く生息しており、前年の秋から渓流の水中で越冬し、早春に渓流の淵で産卵する。長い間、水中で過ごすため、水中での皮膚呼吸を助けるために、オスのカエルは胴側部と大腿部の皮膚が伸びてブヨブヨの体になる。
本日は、曇りで気温が低く、山間部の渓流は身を切る冷たさであった。おまけに長靴に穴が開いており、足は限界。目標を達せずに撤収することになった。
ナガレタゴガエル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/40秒 ISO 3200(撮影地:東京都八王子市 2012.2.26)
ナガレタゴガエル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/40秒 ISO 3200(撮影地:東京都八王子市 2012.2.26)
ナガレタゴガエル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都八王子市 2012.2.26)
ナガレタゴガエル
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F8.0 1/60秒 ISO 400 ストロボ使用(撮影地:東京都八王子市 2012.2.26)
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